【クラファン・優待】“最先端3Dプリント技術×職人”によるフルオーダーメイド靴 crossDs japan、2月10日募集開始

経済
2024年2月8日 11時47分

最先端の3Dプリント技術を用いた「フルオーダーメイド靴」を提供する株式会社crossDs japan(東京都品川区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは2月10日10時開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:792万円、上限募集額:2997万円
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ 2回目(1回目は1240万円調達)
・ エンジェル税制あり(優遇措置A)
・ 株主優待あり:割引クーポン(記念優待)、1カ月分の月額利用料金無料(通常優待)
・ みなし時価総額:2億940万円
・ 類似上場企業:ジェイドグループ <3558> [東証G]、ダブルエー <7683> [東証G]、yutori <5892> [東証G]、ヒラキ <3059> [東証S]、東邦レマック <7422> [東証S]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

靴による健康被害で悩むすべての人へ

crossDs japanの諏訪部梓代表は、学生時代にロボット工学を専攻し、旋盤や溶接、マシニングセンタなどの加工技術を習得。大学卒業後は小売業の顧客を中心に10年以上、ITコンサルタントを経験し、オーダーメイドパンプスを作る会社で3D技術を活用した新サービスの開発に従事しました。

2019年に同社を設立し、足に合わない靴を履くことによる健康被害に悩む人に向けて、自分のためだけに作られた「フィットする靴」を提供する事業を開始しました。

同社は「最先端の3Dプリント技術」と「靴職人の匠の技」を融合し、一人一人の足に合わせたフルオーダーメイド靴をサブスクリプションで提供しています。

3D計測技術によって、足の甲の高さや指の長さなど細部まで計測し、ヒールの高さやデザインなど約8900万通りの仕様の中から、顧客に最適な1足を提供。従来の約1/3の短期間で製作し、サブスク利用期間中はメンテナンス付きで、足に合った靴を長く履けるのが特徴です。

また、NEC <6701> [東証P]と、次世代の歩容センシング技術を活用したサービス開発にも取り組んでおり、これは、靴の中にセンサを入れ、そこから得られたデータを用いることで、ユーザーに歩き方や適切なメンテナンスを提供するものだといいます。

靴事業の売上は3年前から4倍以上となり、受注数も昨年比約1.4倍に増加、営業黒字へと転換しています。

前回からの進捗

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(出典:FUNDINNO)

前期(2023年8月期)はコスト削減や構造改革、営業強化などにより、靴売上は約2361万円と3年前の4倍以上に増加、受注数も昨年比約1.4倍となり、営業黒字へと転換しました。

2021年後期から、関東圏や大阪、名古屋、札幌、金沢などでポップアップストアの出展を広げたほか、SNSでの発信を強化したことが売上の増加に寄与したそうです。

一方、靴メーカーなどと提携して販売促進を行うBtoB事業の契約社数については、相手企業の事情や、足と靴に関するカウンセリングが必要なオーダー靴の取り扱いの難しさから難航、第1回資金調達時の計画は未達となりました。

「今後は引き続き、直販(BtoC)事業を主軸としつつ、機会を見て、BtoB事業も進めていく計画です」(同社)

同社は2021年、優れたサブスクサービスを表彰する「日本サブスクリプションビジネス大賞2021」特別賞を受賞。また、無駄な靴を作らない仕組みなどが評価され、「SDGsビジネスホープ賞」を受賞したほか、優れたサステナブルサービスを表彰する「サステナブル★セレクション」にも選ばれています。

靴による悩みや大量廃棄問題を解決

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(出典:FUNDINNO)

靴は世界で年間約222億足生産されていますが(APICCAPS「全世界の靴生産数」)、自分の足にフィットする靴を見つけるのは極めて難しく、市場調査のデータでも、女性の約8割が靴に悩みを抱えているといいます(リビングくらしHOW研究)。

20代以上の女性の8割以上が「足に合わないから」などの理由で、1年以上履いていない埋蔵靴を持っているというデータもあるといい、「このような流れが、現在のファッション業界の主流である大量生産・大量消費、大量廃棄という循環を生んでいると考えます」(同社)。

従来の大量生産方式から、無駄なものを作らない「適量生産」にシフトする必要があると同社は考えています。

事業内容・ビジネスモデル・特徴

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(出典:FUNDINNO)

同社はパンプスなどさまざまな靴を完全オーダーメイドで製作し、サブスクで提供することで、これらの課題を解決していきたいと考えています。

足には、JIS規格にある長さや幅だけでは表現できない細かい特徴(甲の高さ、指の長さなど)が無数にあり、これらを手で正確に計測するのは容易ではないため、同社は、一人一人の足に合わせて3Dスキャナで細部まで計測し、コンピュータ上で完全に再現しているそうです。

読み込んだデータを元に、独自の設計メソッドにより木型(靴型)のデータをコンピュータ上で作製し、3Dプリンタを用いて木型データを実体化(3Dプリントの材料はトウモロコシなどの植物を原料にしたPLA樹脂を使用)。その木型を元に職人が製甲・縫製・吊り込みを手作業で行い、個人専用の靴が完成します。

2024年2月現在、累計受注数は1000足近くに上り、足の細かな部分まで計測する技術や製作の精度は日々、高まっているそうです。

木型は個人専用に左右別で専用に設計するためサイズ選びが不要で、デザインについては、パンプスはつま先の形、ヒールの高さや革の種類などの組み合わせで約8900万通りのデザインを用意、顧客一人一人に合わせた靴を提供することができるといいます。

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(出典:FUNDINNO)

婦人靴ブランド「AYAME」は、6000円(税抜)×12カ月間というサブスク制の料金体系で、12カ月経過後、靴の所有権は購入者へ移りますが、定期的な靴の修繕は引き続き、同社が請け負う「メンテナンスプラン」への移行も可能。契約期間中は何度でもメンテナンスできます。

紳士靴ブランド「菖蒲(しょうぶ)」は7000円(同)×12カ月で、2年目以降のメンテナンスプランは月額2000円(同)です。

現在、「AYAME」では、パンプスとブーティー、ショートブーツ、ロングブーツを提供しており、今後、ローファーやサンダルなど、靴のレパートリーを拡充していくといいます。

「菖蒲」では、紐靴は歩きやすいゴム底やこだわった革底仕様の靴、スニーカーなどを提供しており、今後も顧客ニーズをくみ取りつつ、商品開発を積極的に行っていく方針です。

同社は、3D技術と靴職人の匠の技を組み合わせた「ハイブリッド製作」が自社の強みだとしています。

高価で敷居の高かったオーダーメイド靴ですが、独自製法により、「低価格帯」「短納期」を実現。「フルオーダーメイド靴の品質を保ったまま、いかに量産するか」を軸に研究してきたため、他社とは一線を画しているそうです。

「一般的なオーダーメイド靴は採寸から仕上げまですべて、職人が手作業をするため、作成に半年ほどかかり、価格も数十万円に上ります。弊社では職人技と3D技術の融合により、コストと工数を減らしています」(同社)

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(出典:FUNDINNO)

顧客に安心してサービスを利用してもらえるよう、同社のすべての製品には「完成保証」サービスが付いています。

パンプスの場合、「足が前にずれないこと」「かかとが浮かないこと」が快適な歩行をする上で重要ですが万が一、品質に問題があれば、満足する状態になるよう、調整対応を追加費用なしで行っているそうです。

また、長期間、安心して履けるよう、中敷や底面の交換など定期的なメンテナンスも含んだサブスクとして提供し、足に合った良い靴を長く履いてもらうことで、靴と足の問題解決や、地球環境など多くのことへの最適なソリューションになっているといいます。

「サービス開始以降、1000足近くの靴を提供し、7足目の製作をさせていただいている方もいるほど高い評価をいただいています。また、コロナ禍が明け、外出の機会も増えるにつれ、2年目以降のサービス継続率も向上しています」(同社)

今後の成長に向けて

(1)2029年よりIPO準備開始、2032年にIPOを計画

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

同社は直販の販売促進や新サービス開発に向け、2021年から、日本各地でポップアップストアを展開。足型の計測、お悩み相談からオーダーメイド靴の購入へと案内しています。

こうした企画の案内や商品の宣伝では、現在は主にX(旧Twitter)などのSNSを活用したマーケティングを行っており、特定のワードを検索した人や特定の地域にいる人に向けてプロモーションを実施することで、新規顧客の獲得に努めているそうです。

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(出典:FUNDINNO)

歩容をセンシングし、歩いた分に応じて料金を支払う「究極のサブスク」の実現に向け、2024年3月から、NECと共同でセンサ入りのパンプスの稼働テストを実施する予定です。

年末を目安に「究極のサブスクパンプス」先行モニターを募集し、2025年8月にはパンプスの「AYAME」で、2026年2月には紳士靴の「菖蒲」で本格的なサービスの運用を始めるとしています。

歩数に応じた適正価格を支払う仕組みにより導入のハードルを下げつつ、利用状況に合わせた適切なメンテナンスを重ねることで解約率を下げ、より長い間履いてもらえる仕組みを構築したい考えです。

「これにより、多くの方にまずは『AYAME』『菖蒲』の靴を1足そろえることが当たり前となるような世界を作り出したいと考えています」(同社)

(3)中長期計画

現在、東京・日本橋に直営店を構えていますが、2028年をめどにポップアップで引き合いが多かった札幌を第1候補として新規店舗を開設し、その後も1年に1店舗のペースで直営店を国内に広げていく計画です。

併せて、協力店舗で足の計測を行い、「AYAME」の公式Webサイトで販売を行うハイブリッドスタイルでの販売も予定。現在はポップアップで、計測から注文受付まで行っていますが、現地で必須の計測に絞り、その他をオンライン化することで、より多くの顧客に提供できるようにしたいといいます。

また、東南アジアにネットワークを持つ企業とのつながりを生かして、海外でも同様の仕組みによる販売を目指しており、将来的には、需要が見込めるアジアや米国などへの進出を検討しているそうです。

さらに、職人の増員も進めており、現在の3倍の注文量まで対応できるようにするとしています。

(4)2032年にオーダーメイド靴の年間販売数9000足突破を計画

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(出典:FUNDINNO)

株主構成

同社は以下の事業会社、エンジェル投資家、FUNDINNO投資家より出資を受けています。

・株式会社アマガサ

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・ジェイドグループ <3558> [東証G]

・ダブルエー <7683> [東証G]

・yutori <5892> [東証G]

・ヒラキ <3059> [東証S]

・東邦レマック <7422> [東証S]

株主優待

【基準日】

3月末日

【優待内容(記念優待:2024年3月末日より実施予定)】

・1~14株:79,200円分の割引クーポンを申請に応じて配布

・15~29株:158,400円分(79,200円分×2個)の割引クーポンを申請に応じて配布

・30株以上:237,600円分(79,200円分×3個)の割引クーポンを申請に応じて配布

※AYAMEパンプスPremium PLAN1足分の価格は79,200円(税込)

※菖蒲オーダーシューズPremium PLAN A1足分の価格は92,400円(同)

【優待内容(通常優待:2025年3月末日より変更予定)】

・1~10株:年間で新規に注文した靴1足まで、1カ月分の月額利用料金が無料

・11~20株:同じく靴2足まで、1カ月分の月額利用料金が無料

・21~30株:同じく靴3足まで、1カ月分の月額利用料金が無料

・31~40株:同じく靴4足まで、1カ月分の月額利用料金が無料

・41株以上:同じく靴5足まで、1カ月分の月額利用料金が無料

【申し込み方法】

「AYAME」株主優待WEBページ下部のクーポンコード取得フォームより、株主登録をしている名前、メールアドレスで発行を申請する。クーポンコードはメールで送信。クーポンコードを記入の上、予約する。

【注意事項】

・優待は2024年3月末日より有効。

・クーポンコードの申請は株主が行う必要があるが、利用は本人以外でも可。

・「AYAME」(婦人靴)、「菖蒲」(紳士靴)いずれのブランドでも利用可。

・靴の仕上がり時期に関しては、一般客を優先して納期を調整する場合がある。

・パンプスのPremium PLAN以外を注文した場合やオプション追加、より高額なコースや、別の種類の靴を利用するなどして差額が発生する場合、差額を支払えば利用可。

・新規で注文した靴に関して、1回の注文につき、1つのコードのみ利用可。

・メンテナンスコースへの切り替え時には利用不可。百貨店へのポップアップ出店時には適用できない。

・優待内容は今期(2024年8月期)のもの。有効期間は次回優待基準日(2025年3月末日)前日までの注文に限る。

・優待内容は予告なく変更になったり、廃止になったりすることがある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社crossDs japan

東京都品川区中延五丁目5番10号

資本金:10,820,000円(2023年12月26日現在)

発行済株式総数:13,960株(同)

発行可能株式総数:10,000,000株

設立日:2019年12月11日

決算日:8月31日

■募集株式の発行者の代表者

代表取締役 諏訪部梓

■募集株式の種類及び数(上限)

普通株式 1,998株

■募集株式の払込金額

1株あたり 15,000円

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額792万円を以下の目的に充てる予定。

広告宣伝費 661万円

手数料 130万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額2,205万円(目標募集額792万円と上限募集額2,997万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

人件費 1,841万円

手数料 363万円

■投資金額のコース及び株数

90,000円コース(6株)

180,000円コース(12株)

270,000円コース(18株)

360,000円コース(24株)

450,000円コース(30株)

900,000円コース(60株)

1,800,000円コース(120株)

2,700,000円コース(180株)

3,600,000円コース(240株)

4,500,000円コース(300株)

9,900,000円コース(660株)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(30株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,900,000円コース(660株)を上限とする。

■申込期間

2024年2月10日~2月16日

■目標募集額

7,920,000円(上限募集額 29,970,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は23,940,000円とする。

■払込期日

2024年3月11日

■連絡先

株式会社crossDs japan

電話番号:050-1746-3477

メールアドレス:fstk.contact.7r@crossds.net

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈直近3年で売上4倍以上〉世界の高級オーダーメイド靴屋へ。3D技術でNECや上場企業と靴の新時代をつくる「crossDs japan」

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