任天堂が4日ぶりに反発し上場来高値、国内有力証券は目標株価1万円に引き上げ
任天堂<7974>が4日ぶりに反発し上場来高値を更新。6日の取引終了後、第3四半期決算を発表するとともに24年3月期連結業績予想の増額修正を公表し、最終利益予想を4200億円から4400億円(前期比1.7%増)に見直した。期末配当予想は従来予想から8円増額して109円とした。この発表を受け、7日の株価は最高値に買われたが、買い一巡後は値を消しマイナス圏で取引を終えていた。しかし、この日は再び買い人気を集めている。岩井コスモ証券は7日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を7500円から1万円に引き上げた。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」関連収益の上振れや円安効果により今期は増益に転じる見通しとなったことや、映画などで自社IP(知的財産)を活用する収益源が広がっていること、次世代ゲーム機への期待などが同社の評価を高めるとみている。