MonotaRO---23年12月期は2ケタ増収増益、新規顧客の獲得や登録口座数が順調に増加
MonotaRO<3064>は2日、2023年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.5%増の2,542.86億円、営業利益が同19.4%増の313.09億円、経常利益が同19.5%増の315.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.9%増の218.13億円となった。
同社は、検索エンジンへのインターネット広告の出稿と同社ウェブサイトを検索エンジンにおいて上位に現すための検索エンジン最適化(SEO)の取組みを主軸とした新規顧客の獲得や、顧客ごとに掲載商品を最適化したeメールや郵送チラシによるダイレクトメール、日替わりでの特価販売等による販促活動を積極的に展開した。また、テレビCMを放映し更なる認知度の向上に努めた。
更に、顧客基盤の拡大に伴い増加する様々な需要に対応すべく、当年度末時点においてウェブサイト上の取扱商品としては約2,200万点、当日出荷を可能とする在庫商品点数としては約55.9万点を取り揃えた。一方、大企業顧客を対象とした相手先購買管理システムとのシステム連携を通じた間接資材の販売に関しても、顧客数、売上共に順調に拡大した。加えて、物流における出荷能力・保管能力の強化のため、2022年4月に稼働を開始した「猪名川ディストリビューションセンター」(兵庫県川辺郡)の設備拡張(第2期工事)を4月に実施した。
これらの施策により、当会計期間末現在に1,100,027口座の新規顧客を獲得し、当期末現在の登録会員数は 9,106,521口座となった。
韓国子会社NAVIMRO Co., Ltd.は、インターネット広告の出稿を中心に積極的な顧客獲得活動を推進して顧客基盤を拡大させるとともに、取扱商品及び在庫商品の拡充を進めた。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.7%増の2,865.70億円、営業利益が同14.4%増の358.20億円、経常利益が同13.6%増の358.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.1%増の250.96億円を見込んでいる。
《SI》