アンダーアーマーが決算受け上昇 通期1株利益の見通しが予想上回る=米国株個別
(NY時間09:36)(日本時間23:36)
アンダーアーマー<UAA> 8.13(+0.43 +5.58%)
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しが予想を上回ったほか、売上高は減収を見込んでいるものの予想ほどではなかった。粗利益率も改善を見込んでいる。
経営回復に向けたコスト削減が継続的な減収を補い、通期の業績見通しを引き上げると見込んでいる。業界が長年の商品在庫の山積みに対処する中で、過去数四半期に渡り、同社は過剰在庫の解消に努めてきた。
また、リンナーツCEOが昨年就任して以来、レディスウェアやシューズなどのカテゴリーに優先順位をつける新たな3カ年の戦略プランに着手。上級管理職も一新し、商品部門とブランド部門の責任者を新たに加えた。今回の決算は、それが結実し始めていることが示された。
(10-12月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.19ドル(予想:0.11ドル)
・売上高:14.9億ドル(予想:15.0億ドル)
アパレル:10.2億ドル(予想:10.2億ドル)
ライセンス:0.29億ドル(予想:0.28億ドル)
シューズ:3.31億ドル(予想:3.54億ドル)
北米:9.15億ドル(予想:9.47億ドル)
EMEA:2.84億ドル(予想:2.84億ドル)
アジア・太平洋:2.12億ドル(予想:2.19億ドル)
中南米:0.70億ドル(予想:0.57億ドル)
・在庫:11.0億ドル(予想:11.2億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.50~0.52ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:-3~-4%(従来:-2~-4%)
・粗利益率:+1.20~1.30%(従来:+1.00~1.25%)
・営業利益(調整後):3.10~3.20億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美