本日注目すべき【好決算】銘柄 ハピネット、ニーズウェル、日金銭 (8日大引け後 発表分)

注目
2024年2月9日 7時01分

2月8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ハピネット <7552> [東証P]  ★今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も75円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の62億円→86億円に38.7%上方修正。増益率が0.1%増→38.8%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。玩具事業でBANDAI SPIRITSの「一番くじ」や「ポケモン」「ONE PIECE」などのトレーディングカードが引き続き好調に推移していることに加え、アミューズメント事業でカプセル玩具が伸びたことも織り込んだ。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の50円→125円(前期は65円)に大幅増額修正した。

東亜建 <1885> [東証P]  ★今期経常を29%上方修正・28期ぶり最高益、配当も40円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の117億円→151億円に29.1%上方修正。増益率が76.9%増→2.3倍に拡大し、28期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。豊富な手持ち工事が順調に進捗し、売上高が計画を上回ることが寄与。 国内土木事業での設計変更獲得に加え、海外大型工事の利益率が改善したことも上振れにつながる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の110円→150円(前期は90円)に大幅増額修正した。

併せて、3月末現在の株主を対象に、1→4の株式分割を実施すると発表。また、自社株50万株(発行済み株式数の2.2%)を4月2日付で消却することも明らかにした。

朝日工 <1975> [東証P]  ★今期経常を46%上方修正・6期ぶり最高益、配当も40円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の31.5億円→46億円に46.0%上方修正。増益率が0.7%増→47.1%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。設備工事事業の売上高が好調に推移していることに加え、工事採算の改善も利益を押し上げる。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の80円→120円(前期は80円)に大幅増額修正した。

併せて、3月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。

東洋精糖 <2107> [東証S]  ★今期経常を21%上方修正・50期ぶり最高益、配当も15円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の14.6億円→17.6億円に20.5%上方修正。増益率が2.6倍→3.2倍に拡大し、50期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。値上げの浸透などで採算が改善することが上振れの要因となる。

併せて、年間配当を従来計画の100円→115円(前期は35円)に増額修正した。

SRAHD <3817> [東証P]  ★今期経常を一転1%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の61.5億円→73億円に18.7%上方修正。従来の14.6%減益予想から一転して1.4%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。販売事業を中心に売上高が増加することに加え、高収益ビジネスへのシフトや既存業務の収益向上に取り組んだことが寄与する。円安進行に伴う為替差益の発生も利益を押し上げる。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の140円→150円(前期は140円)に増額修正した。

ニーズウェル <3992> [東証P]  ★10-12月期(1Q)経常は46%増益で着地

◆24年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比46.0%増の3.4億円に拡大して着地。主力の業務系システム開発でマイグレーション開発や官公庁・生損保向けの案件が順調に進捗したほか、収益力の高いIT基盤やソリューションが大きく伸びたことが寄与。オンライン営業や業務効率化による販管費の抑制なども大幅増益につながった。

アルファ <4719> [東証P]  ★今期配当を30円増額修正

◆24年3月期の年間配当を従来計画の70円→100円(前期は70円)に大幅増額修正した。配当方針を変更し、配当性向50%を目標に設定したことが増額の背景。

同時に発表した23年4-12月期(第3四半期累計)の経常利益(非連結)は前年同期比8.6%増の34.3億円だった。通信システムは苦戦したものの、官公庁関連やキャッシュレス決済システム関連が好調だったオープンシステムの伸長で補った。

日金銭 <6418> [東証P]  ★今期経常を15%上方修正、配当も12円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→31億円に14.8%上方修正。増益率が2.1倍→2.4倍に拡大する見通しとなった。北米や欧州における堅調な設備投資需要を背景に、製品需要が想定以上に増加することが上振れの要因。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の14円→26円(前期は10円)に大幅増額修正した。

併せて、発行済み株式数の4.15%にあたる122万株または20億円を上限にToSTNeT-3で自社株買いを実施すると発表。

助川電気 <7711> [東証S]  ★今期経常を一転9%増益に上方修正

◆24年9月期上期(10-3月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.5億円→3.4億円に34.4%上方修正。核融合関連製品や原子力発電所の再稼働に向けた関連製品が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

併せて、通期の同利益を従来予想の5.1億円→6.5億円に25.6%上方修正。従来の12.9%減益予想から一転して9.4%増益見通しとなった。

永大産業 <7822> [東証S]  ★今期最終を一転黒字に上方修正

◆24年3月期の連結最終損益を従来予想の2.5億円の赤字→15億円の黒字(前期は11億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。主力の住宅資材事業における値上げ効果や運送費の減少などで採算が改善することが寄与。火災事故の受取保険金を計上することも最終利益を大きく押し上げる。

フジシール <7864> [東証P]  ★今期経常を34%上方修正・4期ぶり最高益、配当も10円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の103億円→138億円に34.0%上方修正。増益率が22.2%増→63.8%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。収益性の向上施策が加速したことに加え、円安による収益押し上げ効果や為替差益の発生なども織り込んだ。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の35円→45円(前期は35円)に増額修正した。

ミズノ <8022> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の150億円→175億円に16.7%上方修正。増益率が6.8%増→24.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。フットボールやインドアシューズなど付加価値の高い競技スポーツ品の販売がグローバルで拡大してきたことに加え、オウンドECやアジアでの販売伸長、ライセンスビジネスを展開する南米などの好調な推移を反映した。

併せて、年間配当を従来計画の70円→120円(前期は70円)に大幅増額修正した。

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