ハピネットがS高カイ気配、24年3月期業績及び配当予想を上方修正
ハピネット<7552>が朝方から買い気配で推移し、ストップ高の3340円水準でカイ気配となっている。8日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を3100億円から3400億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を60億円から84億円(同43.8%増)へ、純利益を37億円から65億円(同82.5%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を25円から100円へ引き上げ、年間配当予想を125円(前期65円)としたことが好感されている。
玩具事業でBANDAI SPIRITSの「一番くじ」や、「ポケモンカードゲーム」「ONE PIECE カードゲーム」などのトレーディングカードが引き続き好調に推移していることに加えて、アミューズメント事業でカプセル玩具の売り上げが伸長していることが要因という。また、持ち分法適用関連会社であったブロッコリーの株式を追加取得し連結子会社化したことに伴い、上期に段階取得に係る差益10億2500万円を特別利益として計上したことも寄与する。
なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高2723億9200万円(前年同期比12.4%増)、営業利益77億1400万円(同29.1%増)、純利益59億3900万円(同61.1%増)だった。