アキレスが下げ幅拡大、24年3月期業績及び配当予想を下方修正
アキレス<5142>が下げ幅を拡大している。午後2時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を825億円から780億円(前期比5.9%減)へ、営業損益を収支均衡から13億円の赤字(前期7億1300万円の赤字)へ、最終損益を4億円の黒字から83億円の赤字(同12億400万円の赤字)へ下方修正し、あわせて期末一括配当予想を40円から20円へ引き下げたことが嫌気されている。
エレクトロニクス分野、医療・医薬分野における国内外の流通在庫調整による低迷や、半導体市場の回復の遅れの影響などで売上高が低調に推移したという。また、車両資材事業、ウレタン事業、断熱資材事業で減損損失を計上したことや、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の計上なども損益悪化につながったとしている。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高592億7700万円(前の期比6.0%減)、営業損益4億3600万円の赤字(同4900万円の赤字)、最終損益76億3700万円の赤字(同7800万円の黒字)だった。