豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利下げ後ずれ観測で売りづらい
■強含み、豪準備銀行のタカ派姿勢で豪ドル買い強まる
今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)が政策金利据え置き決定も、インフレ警戒姿勢を維持したことで、タカ派的との見方から豪ドル買いになった。また、日本銀行内田副総裁のマイナス金利解除後の利上げに慎重な発言を受けて円売りも広がった。取引レンジ:96円21銭-97円46銭。
■底堅い展開か、利下げ後ずれ観測で売りづらい
来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の据え置きを決定したが、追加利上げの可能性を否定できないとしたことから、豪ドルは売りづらくなった。四半期金融政策報告では、経済見通しの前提となる政策金利水準を今年末で3.9%と想定しており、豪ドル・円は底堅い動きを維持するとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:1月雇用統計(12月:失業率3.9%、雇用者数増減-6.51万人)
予想レンジ:96円00銭-98円00銭
《FA》