英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で
■強含み、日英金利差縮小観測後退でポンド買い強まる
今週のポンド・円は強含み。日本銀行内田副総裁はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持するとの見方を伝えており、日英金利差縮小観測は後退した。一方、英国のインフレ高止まりの可能性は残されており、英中央銀行による早期利下げ観測は後退していることから、一部でリスク選好的なポンド買い・円売りが観測された。取引レンジ:186円18銭-188円87銭。
■底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で
来週のポンド・円は底堅い値動きか。2月14日発表の英消費者物価コア指数(CPI)などインフレ指標が注目され、市場予想を上回った場合、英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、ポンド買いが強まりそうだ。一方、日本銀行はマイナス金利解除の利上げに消極的であるため、円売り地合いが見込まれる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+5.1%)
・15日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+0.6%)
予想レンジ:186円00銭-191円00銭
《FA》