英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で

通貨
2024年2月10日 14時37分

■強含み、日英金利差縮小観測後退でポンド買い強まる

今週のポンド・円は強含み。日本銀行内田副総裁はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持するとの見方を伝えており、日英金利差縮小観測は後退した。一方、英国のインフレ高止まりの可能性は残されており、英中央銀行による早期利下げ観測は後退していることから、一部でリスク選好的なポンド買い・円売りが観測された。取引レンジ:186円18銭-188円87銭。

■底堅い値動きか、英インフレ高止まりと日銀緩和継続で

来週のポンド・円は底堅い値動きか。2月14日発表の英消費者物価コア指数(CPI)などインフレ指標が注目され、市場予想を上回った場合、英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、ポンド買いが強まりそうだ。一方、日本銀行はマイナス金利解除の利上げに消極的であるため、円売り地合いが見込まれる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント

・14日:1月消費者物価コア指数(12月:前年比+5.1%)

・15日:10-12月期国内総生産(7-9月期:前年比+0.6%)

予想レンジ:186円00銭-191円00銭

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.