ダウ先物は小幅安 高値警戒感も下押す雰囲気まではない=米国株

市況
2024年2月12日 23時08分

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:46)(日本時間22:46)

ダウ先物 38702(-46.00 -0.12%)

S&P500 5042.00(-2.00 -0.04%)

ナスダック100先物 18029.50(-9.75 -0.05%)

米株価指数先物市場、ダウ先物、ナスダック100、S&P500とも軟調な動きを見せている。S&P500は初の5000ポイント台で取引を終了するなど、米株式市場は最高値圏での推移が続いている。

上値では高値警戒感からの戻り売り圧力から下落はするものの、下値での押し目買い意欲も強く、下押す気配はない。前半は軟調に推移し、後半はその下げを戻すといった展開が続いており、典型的な強気相場の様相を呈している。特段の材料もない中で、本日もその展開となるか注目される。

一部からは、「現在の米国株は多くの好材料を織り込んでいるが、上昇は十分に下支えされていると考える」との声も出ていた。

市場は明日の米消費者物価指数(CPI)を注目している。本日はその内容を見極めたい雰囲気も出る可能性がありそうだ。1月31日のFOMC以降、米雇用統計やFOMC委員の講演など、先週までのイベントの中で、市場は3月利下げ開始への期待を後退させている。

3月FOMCは3月20日に結果が発表されることから、もう一巡経済指標を確認できるが、いまのところ3月の利下げ開始の可能性は低いと見られているようだ。FOMC委員はパウエル議長を始め、口を揃えて「インフレ低下を確信できる証拠が必要」と述べている。明日の米CPIは前回から鈍化が予想されてはいるものの、3月FOMCは据え置き観測で変化がないものと見られているようだ。

10-12月期決算はピークアウトしたが、今週もコカ・コーラ<KO>やリフト<LYFT>、バイオジェン<BIIB>といった銘柄のほか、シスコシステムズ<CSCO>、アプライド<AMAT>といった11-1月期決算も始まる。

シティグループ<C>が時間外で下落。FRBは昨年遅くに同銀に対し、デリバティブ取引のカウンターパーティーによるデフォルト(債務不履行)リスク評価方法について対応するよう3回通告を行ったと伝わった。

ホームセンターのロウズ・カンパニーズ<LOW>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の210ドルから265ドルに引き上げた。消費者の財布内シェアが緩むにつれて、同セクターの好転に心強い兆しが見えると見ているという。財布内シェアとは、顧客の特定カテゴリー商品への支出おける特定企業やブランドの商品の割合のこと。

ダイヤモンドバック・エナジー<FANG>が時間外で上昇。米最大のシェールオイル生産地、パーミアン盆地で操業するダイヤモンドバック・エナジー<FANG>とエンデバー・エナジー・リソーシズ社が近く合併で合意すると伝わった。

空飛ぶタクシーを手掛けるジョビー・アビエーション<JOBY>が時間外で続伸。ドバイの道路交通局と協定を結び、6年間エアタクシーを運行する独占権を獲得した。

(NY時間08:56)(日本時間22:56)時間外

シティグループ<C> 53.36(-0.63 -1.17%)

ロウズ<LOW> 225.93(+3.67 +1.65%)

ジョビー<JOBY> 6.35(+0.42 +7.08%)

ダイヤモンドバック<FANG> 156.00(+4.26 +2.81%)

アップル<AAPL> 188.37(-0.48 -0.25%)

マイクロソフト<MSFT> 420.25(-0.30 -0.07%)

アマゾン<AMZN> 174.75(+0.30 +0.17%)

アルファベット<GOOG> 149.70(-0.52 -0.35%)

テスラ<TSLA> 192.25(-1.32 -0.68%)

メタ<META> 467.12(-0.99 -0.21%)

AMD<AMD> 172.74(+0.26 +0.15%)

エヌビディア<NVDA> 725.86(+4.53 +0.63%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.