ニューウェル・ブランズ、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ 株価は反発=米国株個別
(NY時間10:38)(日本時間00:38)
ニューウェル・ブランズ<NWL> 6.96(+0.11 +1.53%)
アナリストが台所用品やベビー用品などを製造するニューウェル・ブランズ<NWL>の投資判断を「中立」に引き下げた。先週は決算を受けて大幅安となっていたが、消費裁量部門の回復の遅れと、経営陣が広告の蛇口を開ける前の営業費用増加に関連して、複数のガイダンスを取り下げた点を指摘。
パンデミック以来、キッチン用品や家庭用品、その他の半裁量消費財の売上が減少し、ベッド・バス&ビヨンド社の閉鎖と同様に、在庫処分以上に出荷の打撃が大きいと述べている。
第4四半期決算ではいくつかプラス材料があったものの、消費者がモノよりもサービスを優先する傾向が続いていることや、小型家電の買い替えサイクルが前倒しになりつつあることで、当面は需要抑制と可視性が低い状態が続くと見ているとも述べた。
ただ、本日の株価は反発している。
【企業概要】
多くの商標ブランドの下、幅広い消費財を製造し、世界各国で量販店・小売業者・eコマースなどの幅広い販売チャネルを通じて提供する。調理器具のCalphalonやOster、保存容器のRubbermaid、ベビー用品のAprica、アウトドア用品のColemanなど多くのブランドを展開する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美