話題株ピックアップ【夕刊】(3):鳥居薬、大日印、DOWA
■鳥居薬品 <4551> 3,975円 +360 円 (+10.0%) 本日終値
9日に決算を発表。「今期経常は17%増益、前期配当を20円増額・今期も120円継続へ」が好感された。
鳥居薬品 <4551> [東証P] が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期の経常利益(非連結)は前の期比4.2%減の53億円になったが、24年12月期は前期比16.8%増の62億円に拡大する見通しとなった。4期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を100円→120円(前の期は100円)に増額し、今期も120円を継続する方針とした。
■大日本印刷 <7912> 4,601円 +410 円 (+9.8%) 本日終値
9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・10-12月期も47%増益」が好感された。
大日本印刷 <7912> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.4%増の682億円に伸び、通期計画の780億円に対する進捗率は87.5%に達し、5年平均の70.8%も上回った。
■DOWA <5714> 5,515円 +485 円 (+9.6%) 本日終値
9日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は34%増益、今期配当を20円増額修正」が好感された。
DOWAホールディングス <5714> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比26.9%減の331億円に減ったが、通期計画の350億円に対する進捗率は94.7%に達し、5年平均の73.0%も上回った。同時に、期末一括配当を従来計画の110円→130円(前期は130円)に増額修正した。
■日本精機 <7287> 1,487円 +130 円 (+9.6%) 本日終値
9日に決算を発表。「今期最終を81%上方修正」が好感された。
日本精機 <7287> [東証S] が2月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は43.2億円の黒字(前年同期は10.8億円の赤字)に浮上して着地した。併せて、通期の同利益を従来予想の26億円→47億円(前期は13.8億円)に80.8%上方修正し、増益率が88.4%増→3.4倍に拡大する見通しとなった。
■サンアスタ <4053> 1,043円 +88 円 (+9.2%) 本日終値
9日に決算を発表。「今期経常は1%増で2期連続最高益更新へ」が好感された。
Sun Asterisk <4053> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比99.2%増の22.7億円に拡大し、24年12月期は前期比0.9%増の22.9億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。
■上村工業 <4966> 11,780円 +990 円 (+9.2%) 本日終値
9日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は7%増益」が好感された。
上村工業 <4966> [東証S] が2月9日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.9%減の107億円に減ったが、通期計画の129億円に対する進捗率は82.8%に達し、5年平均の74.0%も上回った。
同時に発表した「8.39%の自社株消却を実施」も買い材料。
発行済み株式数の8.39%にあたる165万7080株の自社株を消却する。消却予定日は2月29日。
■栗田工業 <6370> 5,993円 +499 円 (+9.1%) 本日終値
9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が9%増益で着地・10-12月期も20%増益」が好感された。
栗田工業 <6370> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比8.7%増の219億円に伸び、通期計画の280億円に対する進捗率は78.2%となり、5年平均の79.9%とほぼ同水準だった。
■エア・ウォーター <4088> 2,200円 +183 円 (+9.1%) 本日終値
9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が17%増益で着地・10-12月期も35%増益」が好感された。
エア・ウォーター <4088> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比17.2%増の310億円に伸びたが、通期計画の440億円に対する進捗率は70.6%にとどまり、5年平均の73.5%も下回った。
■三菱ガス化学 <4182> 2,522.5円 +206.5 円 (+8.9%) 本日終値
9日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は33%増益」が好感された。
三菱ガス化学 <4182> [東証P] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.9%減の434億円に落ち込んだが、通期計画の490億円に対する進捗率は88.6%に達し、5年平均の79.9%も上回った。
■三井松島HD <1518> 3,015円 +230 円 (+8.3%) 本日終値
三井松島ホールディングス<1518>が大幅高。前週末9日の取引終了後、24年3月期連結業績予想について売上高を700億円から770億円(前期比3.8%減)へ、営業利益を210億円から240億円(同32.9%減)へ上方修正すると発表。これらが好感され買われた。最近の業績動向や今後の見通しを踏まえた。昨年12月に株式取得した企業の連結子会社化や石炭の販売数量増加も寄与する。あわせて、配当予想を80円から100円(前期320円)へ増額修正した。
■スペースマーケット <4487> 427円 +80 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値
スペースマーケット<4487>が>がストップ高。前週末9日の取引終了後、23年12月期の連結決算発表にあわせ、24年12月期の業績予想を開示した。今期の経常利益は前期比48.6%増の1億6800万円と、過去最高益を計画しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高予想は同15.5%増の18億600万円を見込む。スペースシェア市場は引き続き成長すると予想。全社総取扱高も継続して増加するとみる。23年12月期の売上高は前の期比26.9%増の15億6400万円、経常損益は1億1300万円の黒字(前の期は1億1300万円の赤字)だった。10~12月期において利用スぺース数が堅調に増加した。
■NCD <4783> 1,677円 +300 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
NCD<4783>はストップ高。前週末9日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を上方修正しており、評価されたようだ。今期の売上高予想を235億円から250億円(前期比9.4%増)、経常利益予想を14億円から21億円(同73.2%増)に見通しを引き上げた。経常利益は過去最高益予想を上乗せする形で修正した。IT関連事業において、ジャパンコンピューターサービスを子会社化した影響が出るほか、保険会社向けの案件を中心に業務領域が拡大した。パーキングシステム事業でも駐輪場の利用状況が好調で料金改定の影響もあって、利用料収入が想定を上回って推移。構造改革の成果も出る見込みという。
●ストップ高銘柄
ビートレンド <4020> 1,332円 +300 円 (+29.1%) ストップ高 本日終値
ENECHANGE <4169> 1,494円 +300 円 (+25.1%) ストップ高 本日終値
SOLIZE <5871> 3,730円 +700 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値
など、24銘柄
●ストップ安銘柄
クリングルファーマ <4884> 593円 -150 円 (-20.2%) ストップ安 本日終値
キャンバス <4575> 600円 -150 円 (-20.0%) ストップ安 本日終値
ポプラ <7601> 324円 -80 円 (-19.8%) ストップ安 本日終値
Dmミックス <7354> 356円 -80 円 (-18.4%) ストップ安 本日終値
アトラエ <6194> 552円 -100 円 (-15.3%) ストップ安 本日終値
など、6銘柄
株探ニュース