きんでんに再評価余地、国内大手証券は目標株価2700円に引き上げ
きんでん<1944>に再評価余地が指摘されている。SMBC日興証券は13日、同社株の投資評価「2」を継続するとともに、目標株価を2300円から2700円に引き上げた。27年3月期を最終年度とする現行中期経営計画における成長投資と企業価値向上施策を公表した点を高く評価。具体的には、株主資本コストを上回る自己資本利益率(ROE)を確保するために、24年3月期から27年3月期の総額ベースで総還元性向50~60%を目安(うち配当性向40%目安)とし、政策保有株式を縮減する予定。また、24年3月期の連結営業利益予想を410億円から425億円(会社予想371億円)、25年3月期の同利益を455億円から475億円に見直した。一般電気工事と環境関連工事の堅調な需要を評価した。