米国防総省、親イラン派組織の指導者殺害に「ギンス」使用

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2024年2月15日 2時46分

米国防総省は先週、イラクの首都バグダッドの繁華街でイランの支援を受けるイラクの武装組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」の指導者を殺害した。その際、標的を粉砕しつつ民間人の犠牲を最小限に抑えるため、6枚の長い刃を備えた兵器を使用していた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

この兵器は爆発せずに金属を発射する改良型ヘルファイア・ミサイルであり、軍内部で「空飛ぶギンス」と呼ばれている。1970年代にテレビで盛んに宣伝されたナイフが呼び名の元になっている。今回の攻撃でギンスが使われたことは、これまで未公表だった。

カタイブ・ヒズボラの指導者アブ・バクル・アルサーディは、車で移動中に殺害された。同組織がイラク、シリア、ヨルダンにある米軍基地に相次ぎ攻撃を仕掛け、1月28日に米兵3人が死亡したことに対する米政府の報復措置の一環だった。

この兵器の正式名称は「R9X」で、テロリスト指導者を殺害するために国防総省と米中央情報局(CIA)が設計した。

出所:MINKABU PRESS

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