本日注目すべき【好決算】銘柄 インフォR、三井E&S、サンリオ (14日大引け後 発表分)

注目
2024年2月15日 7時01分

2月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

インフォR <9338> [東証G]  ★今期経常は2.4倍増で2期連続最高益更新へ

◆23年12月期の連結経常損益は6.3億円の黒字(前の期は11.7億円の赤字)に浮上して着地。続く24年12月期の同利益は前期比2.4倍の15.1億円に急拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はモバイルバッテリーシェアリングサービスのニーズが高まる中、アクティブユーザーとレンタル数が増加し、30.3%の大幅増収を見込む。

やまみ <2820> [東証S]  ★今期経常を67%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も22円増額

◆24年6月期上期(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.4倍の12.7億円に急拡大し、従来予想の6億円を上回って着地。価格改定が浸透してきたことに加え、国内産大豆を使用した製品の販売が伸びたことが要因。

併せて、通期の同利益を従来予想の12億円→20億円に66.6%上方修正。増益率が13.3%増→88.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の38円→60円(前期は32円)に大幅増額修正した。また、中期経営計画の上方修正を発表。

ムゲンE <3299> [東証S]  ★今期経常は15%増益、前期配当を10円増額・今期は5円増配へ

◆23年12月期の連結経常利益は前の期比2.3倍の52.4億円に急拡大して着地。続く24年12月期も前期比15.1%増の60.3億円に伸びる見通しとなった。今期は買取再販事業で投資用不動産の販売を強化するほか、不動産開発事業では竣工済み物件5棟の販売を計画し、2ケタ増収増益を見込む。

併せて、前期の年間配当を53円→63円(前の期は20円)に増額し、今期も前期比5円増の68円に増配する方針とした。

ロードスター <3482> [東証P]  ★今期経常は41%増で12期連続最高益、17.5円増配へ

◆23年12月期の連結経常利益は前の期比3.1%増の74.5億円に伸びて着地。続く24年12月期も前期比40.7%増の104億円に拡大し、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は積極的な国内投資家に加え、欧米投資家も一部投資を再開するなど、不動産マーケットが堅調に推移する中、物件売却やアセットマネジメント業務の受託が堅調に推移し、31.1%の大幅増収を見込む。

併せて、今期の年間配当は前期比17.5円増の70円に増配する方針とした。

タイガポリ <4231> [東証S]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の37億円→41億円に10.8%上方修正。増益率が98.0%増→2.2倍に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。材料費、労務費、物流費などの経費が想定を下回ることが要因。

業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の35円→45円(前期は12円)に増額修正した。

エニマインド <5027> [東証G]  ★今期最終は32%増で3期連続最高益更新へ

◆23年12月期の連結最終利益は前の期比2.3倍の5.5億円に伸び、従来予想の2.2億円を上回って着地。続く24年12月期も前期比32.0%増の7.3億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はD2C/EC事業で法人向けのクロスボーダーEC需要を背景に新規顧客獲得が進むほか、マーケティング事業とパートナーグロース事業も成長が継続し、36.0%の大幅増収を見込む。

ブランジスタ <6176> [東証G]  ★10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地

◆24年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の2億円に急拡大しえ着地。プロモーション支援事業で開始2年目となった「アクセルジャパン」が新規顧客だけでなく契約更新企業も加わったことで収益が大きく伸びたことが寄与。制作原価や広告宣伝費の減少によってメディア事業の採算が改善したことも大幅増益につながった。

併せて、発行済み株式数の2.74%にあたる40万株または3億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

ヒラノテク <6245> [東証S]  ★4-12月期(3Q累計)経常は13%増益、配当を32円増額修正

◆24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.2%増の27.4億円に伸びて着地。EV用リチウムイオン二次電池向け電極塗工装置を中心に販売が増加し、2ケタ増収増益を達成した。

通期計画の30億円に対する進捗率は91.3%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、年間配当を従来計画の56円→88円(前期は56円)に大幅増額修正した。

三井海洋 <6269> [東証P]  ★今期最終は24%増益、前期復配・今期は20円増配へ

◆23年12月期の連結最終利益は前の期比2.8倍の136億円に急拡大して着地。続く24年12月期も前期比24.3%増の170億円に伸びる見通しとなった。今期は受注済みの浮体式石油生産貯蔵積出設備(FPSO)建造工事の進捗などを通じて、9.1%の増収を見込む。

併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を20円実施し、2期ぶりに復配するとし、今期も前期比20円増の40円に大幅増配する方針とした。

三井E&S <7003> [東証P]  ★今期経常を一転28%増益に上方修正

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→160億円に77.8%上方修正。従来の28.2%減益予想から一転して27.7%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年12月に続き、3回目。建機エンジンなどが好調な成長事業推進部門、大型工事が順調に推移している周辺サービス部門が想定より伸びる。作業がほぼ完了した海外土木建築工事の受注工事損失引当金の取り崩しなどに加え、持ち分法投資利益が増加することも利益を押し上げる。

サイバーバズ <7069> [東証G]  ★10-12月期(1Q)経常は3.4倍増益で着地

◆24年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比3.4倍の2.8億円に急拡大して着地。インフルエンサーサービスでTikTokを中心としたショートムービーの広告需要が伸びたほか、インターネット広告販売も大きく増加し、53.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

第1四半期実績だけで、通期計画の4.7億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れが期待される。

ミツバ <7280> [東証P]  ★今期経常を27%上方修正、配当も3円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の150億円→190億円に26.7%上方修正。増益率が2.5倍→3.1倍に拡大する見通しとなった。想定以上の円安進行が追い風となるほか、販売価格や物流費の改善、固定費の抑制なども上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の3円→6円(前期は3円)に大幅増額修正した。

サンリオ <8136> [東証P]  ★今期経常を41%上方修正、配当も20円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の202億円→284億円に40.6%上方修正。増益率が47.2%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。国内の店舗・テーマパーク、国内外のライセンス事業が好調に推移していることに加え、構造改革を通じた営業費用のコントロールなども上振れの要因となる。

併せて、年間配当を従来計画の45円→65円(前期は35円)に大幅増額修正した。

また、3月末の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。

京都ホ <9723> [東証S]  ★今期経常を5倍上方修正・33期ぶり最高益更新へ

◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億2000万円→6億円に5.0倍上方修正。増益率が51.9%増→7.6倍に拡大し、33期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う国内旅行の活性化に加え、想定を大幅に上回るインバウンド需要が追い風となる。

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