やまみがS高で上場来高値更新、今期業績・配当予想と中期計画の目標引き上げを好感
やまみ<2820>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の4450円に買われ、上場来高値を更新した。14日の取引終了後、24年6月期第2四半期累計(7~12月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を見直した。今期の経常利益予想を12億200万円から20億200万円(前期比88.7%増)に引き上げたほか、年間配当予想は記念配当分を含めて38円から60円(同28円増配)に見直した。加えて、中期経営計画の目標値も上方修正しており、これらを好感した買いが入ったようだ。
今期の売上高予想は12億円増額し190億円(同17.4%増)に見直した。価格改定が浸透し、国内産大豆を使った製品のセールスを強化したことが奏功。富士山麓工場の黒字化により収益性も大幅に改善しており、影響を業績予想に織り込んだ。中期経営計画に関しては、26年6月期の売上高を230億円(従来は215億円)、経常利益は27億6200万円(同18億5500万円)に伸ばす目標に改めた。