山パンは上場来高値更新、24年12月期も増収増益で増配も
山崎製パン<2212>は急伸し上場来高値を更新。14日取引終了後に24年12月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比4.0%増の1兆2230億円、営業利益を同14.4%増の480億円と前期に続き増収増益となる見通しを示した。配当予想も前期比3円増の28円としており、これを好感した買いが優勢となっている。
主力製品の品質向上を図るとともに、2極化・3極化戦略による顧客ニーズに対応した価格帯に隙のない製品対応に取り組む構え。同時に発表した23年12月期決算は売上高が前の期比9.2%増の1兆1755億円、営業利益が同90.5%増の419億6200万円だった。
あわせて350万株(自己株式を除く発行済み株数の1.69%)を上限に、15日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は14日終値の3530円。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、約定数量は337万2500株となっている。