リリカラに大量の買い注文、新中計で配当性向40%以上に引き上げる方針を示す
リリカラ<9827>に大量の買い注文が集まり、前営業日比100円高の602円でカイ気配となっている。14日の取引終了後、23年12月期の単体決算とともに、中期経営計画を公表した。このなかで、株主還元を強化するため26年12月期までの指標として、配当性向を40%以上(23年12月期19.2%)、株主資本配当率(DOE)を5%以上(同2.2%)とする方針を示した。24年12月期の年間配当は前期比21円50銭増配の36円と大幅な増配を計画しており、ポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。
中期計画では、26年12月期に営業利益20億円(24年12月期は10億5000万円の見通し)に伸ばす方針も示している。インテリア事業の収益性の改善に取り組みつつ、不動産事業など次世代の成長分野での事業拡大を目指す。