本日注目すべき【好決算】銘柄 トレンド、サントリBF、DyDo (15日大引け後 発表分)

注目
2024年2月16日 7時01分

2月15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トレンド <4704> [東証P]  ★今期経常は38%増で3期ぶり最高益更新へ

◆23年12月期の連結経常利益は前の期比5.9%増の361億円に伸びて着地。続く24年12月期も前期比38.5%増の501億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はサイバーセキュリティに対する投資が増加する中、日本、アメリカズ、欧州、アジア・パシフィックの各地域で増収を確保する見通し。

併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を738円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

同時に、発行済み株式数の4.64%にあたる630万株または400億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

サントリBF <2587> [東証P]  ★今期最終は2%増で3期連続最高益、30円増配へ

◆23年12月期の連結最終利益は前の期比0.5%増の827億円になり、従来予想の775億円を上回って着地。続く24年12月期も前期比2.1%増の845億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期の値上げ効果や商品構成の改善などによって増収増益を目指す。

併せて、今期の年間配当は前期比30円増の110円に増配する方針とした。目標配当性向を40%(従来は30%)に引き上げる。

DyDo <2590> [東証P]  ★前期最終を5.5倍上方修正

◆24年1月期の連結最終損益を従来予想の8億円の黒字→44億円の黒字(前の期は5億円の赤字)に5.5倍上方修正した。前期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。国内で価格改定効果が順調に現れたほか、トルコ子会社において中東問題を受けた飲料受注が急増したことが要因。海外飲料事業のコスト削減に加え、繰延税金資産の計上に伴い税金負担が減少したことも最終利益を押し上げた。

群栄化 <4229> [東証P]  ★今期経常を19%上方修正、配当も10円増額

◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→31億円に19.2%上方修正。増益率が34.1%増→59.9%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年9月に続き、2回目。化学品事業における電子材料関連向け樹脂の減少などで売上高は計画を下回るものの、原材料価格高騰分の価格是正や在外子会社の利益改善を進めたことで利益は上振れする。

業績好調に伴い、年間配当を従来計画の90円→100円(前期は90円)に増額修正した。

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