カヤック急反落、前期下振れ着地で今24年12月期も減益へ
カヤック<3904>が急反落。15日取引終了後に発表した23年12月期連結決算は、売上高が前の期比5.8%増の174億6700万円、最終利益が同34.5%減の5億1100万円と従来予想(売上高182億円、最終利益8億5000万円)から下振れして着地。続く24年12月期も最終減益の見通しを示しており、これらが嫌気され売られている。
前期の業績下振れは、好調を維持しているハイパーカジュアルゲームの発展型の事業であるハイブリッドカジュアルへの投資を強化したこと、第2四半期に一時的にハイパーカジュアルゲームの外部システム起因による不調が生じたことが要因。また、投資有価証券評価損や減損損失を計上したことも響いた。
24年12月期は売上高が前期比14.5%増の200億円、最終利益が同2.2%減の5億円の見通し。配当予想は前期比据え置きの3円90銭とした。