マイクロアド---1Qは当初計画より大幅に増益、主力のUNIVERSEは地方自治体を中心にアカウント数が大きく拡大

材料
2024年2月16日 12時41分

マイクロアド<9553>は14日、2024年9月期第1四半期(23年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.6%増の34.42億円、営業利益が同47.7%減の1.74億円、経常利益が同44.3%減の1.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.8%減の1.31億円となり、同社の第1四半期における当初計画より大幅に上回った。

データプロダクトサービスの第1四半期の売上高は17.02億円となり、前年同期比10.5%増となった。主力の企業のマーケティング活動を支援するデータプラットフォーム「UNIVERSE」は、売上高が前年同期比18.8%増の14.62億円、売上総利益が同6.0%増の5.33億円となった。地方自治体向け「まちあげ」などの中小顧客を中心にアカウント数は、前年同期比24%増と大きく拡大した。また、大手顧客の予算拡大により、顧客単価も前四半期を底に売上が回復した。デジタルサイネージサービスは、前期におけるタクシーサイネージの契約更改の影響を受け、売上高は前年同期比-22.5%減の2.4億円、売上総利益が同-55%減の0.57億円となった。同社は2024年9月期より、新たに美容サロン向けのデジタルサイネージサービスとして、「OCTAVE」のサービス立ち上げに注力している。

コンサルティングサービスの第1四半期の売上高は17.4億円となった。メディア向けコンサルティングサービスは、外部の広告パートナーの需要の回復および提供する広告サービスの改善などによって、前年同四半期比では売上高は19.5%増の6.8億円、売上総利益は13.8%増の1.99億円に拡大した。海外コンサルティングサービスは、前年同四半期比では、台湾支社における特定の大手広告主・代理店からの予算縮小にともない、売上高は-13.7%減の6.66億円、売上総利益は-1.6%減の1.76億円となった。

2024年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.3%増の148.37億円、営業利益が同10.9%減の7.42億円、経常利益が同0.1%増の7.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の5.66億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.