データセクション---3Qも2ケタ増収、国内事業・海外事業ともに売上高が増加

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2024年2月16日 12時48分

データセクション<3905>は14日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.3%増の15.49億円、営業損失は1.82億円(前年同期は1.22億円の損失)、経常損失は2.17億円(同0.47億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は8.52億円(同0.14億円の利益)となった。

国内事業の売上高は前年同期比8.7%増の9.34億円と増加したが、事業ポートフォリオの再構築に向けた先行費用の発生、事業買収による、今後中核となるエンジニア人材の増強や、業容拡大に対応したBPO費用の拡大、ならびにグローバル企業としての基盤整備とガバナンス強化に向けた専門家の活用などによる人件費及び業務委託費の増加などの費用増加がこれを上回ったため、セグメント損失は0.41億円(前年同期は0.62億円の利益)となった。AI・システム開発事業は、2023年9月にThe ROOM4Dから譲り受けたデータサイエンス事業が寄与し、前年同期比で売上高が増加した。また、連結子会社のディーエスエスは、複数の大型開発案件が進行し、売上高が増加した。ソーシャルメディア分析事業について、同社単体では、昨年度からの効率的な販売体制構築を優先した結果、新規受注が伸び悩み、売上高は減少した。一方、連結子会社ソリッドインテリジェンスは、パブリックセクターやインバウンドニーズを的確にとらえ売上高は増加した。この結果、事業全体では売上高は増加した。 リテールマーケティング事業について、「FollowUP」の国内展開は、昨年度後半から今年度にかけて、多店舗展開を行う小売業の顧客からの複数の受注が進行し、「FollowUP」の導入店舗数及びカメラ設置台数が増加したことで、売上高は増加した。新規事業は、小売業向けの新規のプロダクト開発や医療関連ビジネスの進行に注力した。

海外事業の売上高は同28.6%増の6.30億円、セグメント利益は同187.8%増の1.35億円となった。グローバル20か国以上への「FollowUP」展開を行っている。相対的に今後の高い成長性が見込まれる南米マーケットを主戦場とし、チリの連結子会社であるJachにおいては、現地上場ディベロップメントなど優良大口顧客からの受注など、オーガニックに案件や顧客の大型化を進行したほか、傘下子会社であるスペイン及びパナマの非連結子会社を、当第2四半期から連結子会社化することで、複数国における商圏拡大を通じ、グローバルな事業基盤を更に強化している。 また、2021年に買収を行ったInx並びに、前年度に連結子会社化したPeruなども順調な企業成長を実現しており、買収事業としてのPMIも着実に進行している。

2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高は前期比9.1%増(前回予想比5.0%増)の21.00億円、営業損失は2.50億円(同3.10億円減)、経常損失は2.90億円(同3.32億円減)、親会社株主に帰属する当期純損失は9.60億円(同9.65億円減)としている。

《SO》

提供:フィスコ

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