NY外為:ドル伸び悩む、ボスティック米アトランタ連銀総裁、警戒姿勢の維持必要と慎重
アトランタ連銀のボスティック総裁はCNBCとのインタビューで、「1月PPIは若干驚いたが、インフレは改善してきた」と言及した。また、インフレの2%目標が速やかに達成できるとは思わない、我々は辛抱強くなる必要がある、主張した。予想を上回った・米1月生産者物価指数(PPI)後、初めてのFRBの見解となる。同総裁はさらに本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有している。
同総裁はまた、インフレがかなり改善したが、様々なリスクが存続しており、引き続き警戒姿勢が必要だと慎重な姿勢を再表明した。また、経済には依然、かなりの勢いがあり、インフレ圧力を緩和させるため、まだやるべきことがあると言及。
年2回の利下げ見通しだが、データ次第では3回の利下げや、もし、経済が強ければ、利下げ先送りも支持する姿勢を示した。
米国債相場は軟調。10年債利回りは4.30%で推移した。ドルは伸び悩み。ドル・円は150円26銭で底堅く推移。ユーロ・ドルは1.0774ドルで高止まりとなった。
《KY》