株価指数先物【寄り前】 手掛かり材料に欠けるなか狭いレンジでの推移か

市況
2024年2月20日 8時04分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 38500 -20 (-0.05%)

TOPIX先物 2647.5 +1.0 (+0.03%)

シカゴ日経平均先物 38545 +25 (時間外)

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

19日の米国市場は、プレジデント・デーで休場。欧州市場は手掛かり材料に欠けるなか小動きで推移し、英FTSE指数は小幅に4日続伸、独DAX指数は4日ぶり小反落した。ストック欧州600指数は0.16%高。

シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(時間外)は、大阪比25円高の3万8545円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比50円安の3万8470円で始まり、直後に付けた3万8410円を安値に3万8440円~3万8520円辺りで保ち合いを継続。中盤にかけてレンジを上放れ、一時3万8600円まで買われたが、終盤にかけては3万8520円~3万8570円の狭いレンジで推移し、3万8500円でナイトセッションの取引を終えた。

米国市場が祝日のため、欧州市場同様に手掛かり材料に欠けるなか膠着感の強い展開になりそうだ。日経225先物は、ナイトセッションで3万8620円処に位置するボリンジャーバンドの+2σを下回っての推移となった。海外投資家のフローは限られ、+2σを上回ってロングが強まる展開は期待しづらいところではある。一方で、日経平均株価の史上最高値が視野に入っているためショートに傾けることもなく、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されやすい。

そのため、オプション権利行使価格の3万8500円を中心とした、権利行使価格3万8375円から3万8625円辺りの狭いレンジでの取引を想定する。短期的にはショートを狙った動きが入る可能性はあるが、基本的には持ち高調整に伴うリバランスが中心になると考えられ、ショートカバー狙いに向かわせよう。

+2σ水準での攻防が見込まれ、同水準からのカイ離が広がらなければ、上向きで推移するバンドに沿ったトレンドは継続するだろう。徐々に下値を切り上げてくる動きのなか、下値の堅さが意識される局面では、押し目狙いのロングもエントリータイミングを引き上げざるを得ない需給状況である。日中はグローベックスの米株先物を睨んでの展開になりそうだ。

なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.55倍に低下した。値がさハイテク株の弱さが目立つ半面、金融セクターなどバリュー株が物色されるなか、TOPIX型優位の展開となった。NTロングを巻き戻す動きで+2σを下回って始まり、その後の低下によって+1σが位置する14.49倍に接近してきた。エヌビディア<NVDA>の決算を控えて、本日もリバランス中心からNT倍率の低下が予想されるが、直近2日間の調整で一巡感も意識されやすい。+1σ水準まで低下してくるようなら、改めてNTロング組成の動きが強まりそうだ。

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