株価指数先物【昼】 短期売買が中心でトレンドは出にくい
日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の3万8430円(-0.23%)前後で推移。19日の米国市場が祝日で休場のため手掛かり材料に欠けるなか、寄り付きは3万8500円と、小動きで始まった。その後は3万8430円~3万8560円辺りでの保ち合いを継続するなか、中盤にかけてリバウンド基調が強まり、一時3万8730円まで買われた。ただし、買い一巡後は急速に値を下げる動きとなり、3万8360円まで売られる場面も見られた。短期的なトレードとみられ、売り一巡後は3万8400円水準での推移を継続している。
日経225先物は小動きで始まり、しばらくは前日の終値水準での膠着が続いていた。そんな中、中国人民銀行が住宅ローン金利の引き下げを発表したと伝わり、中国の景気刺激策を材料視したロングが強まった。ただし、上海総合、ハンセン指数いずれも弱含みで始まるなか、その後はロングを外す動きとともに、ショートを誘う格好になったようだ。もっとも、短期的なトレードが中心とみられ、午前中の荒い値動きで需給整理は一巡していると考えられる。そのため、後場は狭いレンジでの推移になりそうだ。グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移していることからショートを誘い込みやすい面もあろうが、短期的なトレードのため、終盤にかけてはショートカバーに向かわせそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.58倍に上昇した。朝方に14.52倍まで下がり、ボリンジャーバンドの+1σ(14.51倍)水準まで調整したこともあり、改めてNTロングを組成するタイミングとなった。
株探ニュース