ロシアは年内にも核兵器を宇宙に配備する可能性を米国が同盟国に通知
米国はロシアが年内にも宇宙に核兵器または模擬弾頭を配備する可能性があると同盟国に伝えた。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
ロシアは宇宙空間の拠点から核兵器を使って人工衛星を破壊する能力の開発を進めている。地球周回軌道への核弾頭配備は1967年に発効した宇宙条約への違反で、ロシアは同条約に署名している。
米下院情報特別委員会のターナー委員長(共和党)は先週、ロシアによる重大な安全保障上の脅威が存在すると、具体的な内容を示さずに発言。その後でバイデン大統領は、ロシアが対人工衛星の宇宙兵器を開発しているが、人類の生命に直接的な脅威にはならないとの見解を示していた。