21日の株式相場見通し=弱含みの展開、エヌビディア決算前で様子見姿勢

市況
2024年2月21日 8時02分

21日の東京株式市場で日経平均株価は弱含みの展開となる見通し。20日の米国株市場で主要3指数は下落した。翌日夕に決算を発表する米エヌビディア<NVDA>が一時6%を超す下げとなった。生成AI向け半導体需要の急拡大への期待が膨らむ同社の株価は短期的な過熱感が高く、決算発表後に好材料出尽くしと受け止めた売りが膨らむことへの警戒感が広がったようだ。米株安に連れる形で大阪取引所の日経平均先物3月限の夜間取引終値は3万8280円と水準を切り下げている。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1%を超す下げとなっているとあって、朝方の東京市場では半導体関連を中心に売りが先行しそうだ。一方、日経平均の史上最高値更新に対する期待は根強いうえ、ドル円相場は1ドル=150円ちょうど近辺と円安基調そのものは崩れていない。下値では押し目買いを集めて日経平均は底堅く推移すると想定されているが、エヌビディアの決算発表とその後の市場の反応に関心が集まっており、次第に様子見姿勢が強まりそうだ。

20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比64ドル19セント安の3万8563ドル80セントと続落。ナスダック総合株価指数は同144.871ポイント安の1万5630.783と続落した。

日程面では、きょうは国内では1月の貿易収支や白物家電出荷額、全国スーパー売上高が公表される予定。引け後には1月の訪日外客数の発表も控えている。海外では1月30日~31日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表も予定されている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.