話題株ピックアップ【夕刊】(3):レシップHD、ブロメディア、三和油化工業

注目
2024年2月21日 15時16分

■レシップHD <7213>  739円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

レシップホールディングス<7213>がストップ高。同社は20日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。今期の最終損益の黒字幅の見通しをこれまでの11億円から20億円(前期は2億4900万円の最終赤字)に引き上げた。年間配当予想は1円増額し8円50銭(前期比3円50銭増配)に見直しており、好感されたようだ。今期の売上高予想は200億円から220億円(同54.4%増)に上方修正した。新紙幣発行に伴う製品の更新や改造作業が当初の計画より前倒しで進む見込みとなったほか、産業機器事業では価格改定効果が出る。高電圧変圧器事業の譲渡に伴う特別利益も計上する。

■ブロードメディア <4347>  1,265円  +151 円 (+13.6%)  本日終値

ブロードメディア<4347>が大幅高で4連騰。20日の取引終了後、英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドらによるブロメディア株式の保有比率が新たに5%を超えたことが判明し、これを思惑視した買いが入ったようだ。同日に財務省に提出された大量保有報告書によると、同ファンドと共同保有者による保有比率は5.01%となった。報告義務発生日は2月13日。保有目的には「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載している。

■三和油化工業 <4125>  2,550円  +138 円 (+5.7%)  本日終値

三和油化工業<4125>が急反発。20日の取引終了後、エア・ウォーター<4088>子会社で半導体産業を中心に高純度化学薬品や基礎化学薬品、産業ガスなどを販売する専門商社のエア・ウォーター・マテリアルと、産業廃棄物の処理及び再資源化を行う合弁会社を設立すると発表しており好材料視された。新会社サンワマテリアルソリューションズは、三和油化工業65%、エア・ウォーター・マテリアル35%出資で設立。九州地区は半導体関連企業の工場建設や設備投資が急速に行われており、それらの稼働に伴い多くの化学材料が使用され、また多量の産業廃棄物が発生すると予測されるため、資源のリユース・リサイクルに対するニーズを取り込むことで、海外からの輸入依存度が高い化学材料を国内で資源循環させる。なお、合弁会社の設立は6月を予定しており、24年3月期業績への影響はないとしている。

■デジタルプラス <3691>  630円  +34 円 (+5.7%) 一時ストップ高   本日終値

デジタルプラス<3691>が5日続伸。この日昼ごろ、子会社デジタルフィンテックが手掛けるギフト発行サービス「デジタルギフト」において、行政機関と連携して地域のモノ・コトのDXを支援する新サービス「地域ギフト」の提供を開始したと発表。行政機関との連携により、経済支援策や移住支援・インバウンドの助成金を「地域ギフト」で配布する。ギフトの受け手は、ふるさと納税や地域通貨または地方銀行から好きな交換先を選択して受け取ることが可能という。

■みらいワークス <6563>  841円  +33 円 (+4.1%)  本日終値

みらいワークス<6563>が3日続伸。正午ごろ、山善<8051>と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。山善が21日提供を開始したものづくり企業向け複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」のサービスメニューの一つとして、みらいWKSの地方副業プラットフォーム「Skill Shift」を提供し、中小製造業のIT・DX化や生産性向上などのさまざまな経営課題の解決を目指すとしている。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

■インターアクション <7725>  1,177円  +45 円 (+4.0%)  本日終値

インターアクション<7725>は大幅反発。20日の取引終了後、取引先からイメージセンサー検査関連製品の大口受注を獲得したと発表したことが好感された。受注金額は2億4800万円で、納期は24年3月から5月を予定。売り上げ計上は24年5月期第4四半期を予定しているが、通期業績予想には織り込まれていないとしている。

■ナルミヤ <9275>  1,268円  +26 円 (+2.1%)  本日終値

ナルミヤ・インターナショナル<9275>が急反発し昨年来高値を更新。20日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を362億2700万円から373億9200万円(前期比6.8%増)へ、営業利益を18億円から21億円(同23.2%増)へ、純利益を10億7500万円から11億6300万円(同40.0%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を31円から41円(前期31円)へ引き上げたことが好感された。暖冬の影響で冬物の販売が芳しくなかったものの、冬休みの時期を皮切りに気温が下がり始めたことで冬物の販売に堅調な回復が見られ、百貨店チャネル、ショッピングセンターチャネル、アウトレットチャネルの売り上げがそれぞれ堅調に推移していることが要因としている。

■Jティッシュ <7774>  519円  +9 円 (+1.8%)  本日終値

ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>が後場に上げ幅を拡大した。21日午後2時、愛知県より同日付で「第一種医療機器製造販売業」の許可を取得し、医療機器製造業の登録を行ったと発表した。開発中の他家(同種)乾燥ヒト培養表皮(開発名Allo-JaCE03)の販売に向けた法規制上の対応が進捗したとしており、材料視されたようだ。Allo-JaCE03は他人の皮膚組織を原材料とした製品で、再生医療等製品ではなく医療機器に分類される。治験に関しては全例の経過観察を完了しており、現在、データをまとめて製造販売承認に向けて準備を行っているという。

■セルシス <3663>  825円  +13 円 (+1.6%)  本日終値

セルシス<3663>が続伸。同社は20日の取引終了後、アクセル<6730>との間で資本・業務提携を締結すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。アクセルも高い。AI技術を使用したクリエーター支援プラットフォームの構築を2024年度中に目指す。決済機能を含めたアプリケーションのライセンス管理プラットフォームも同年度中に提供するほか、AIやWeb3領域での技術交流や共同開発も進める。セルシスはアクセルの発行済み株式総数の4.14%に相当する46万4800株を9億1600万円で立会外取引により取得する予定。アクセルはセルシスの株式について、9億1600万円相当(発行済み株式総数の3.20%分となる116万1705株程度)を5月末日をメドに市場買い付けにより取得する。

■ELEMENTS <5246>  680円  +6 円 (+0.9%)  本日終値

ELEMENTS<5246>が反発。20日の取引終了後、ファッションEC企業向け画像生成AIツール「SugeKae(スゲカエ)」について、アパレル事業を展開するジュン(東京都港区)が導入し運用を開始すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。ジュンのEC関連部署を中心に導入。撮影や画像編集といった業務の効率化を促す。SugeKaeは商品画像から背景やカラーバリエーションを生成し、撮影工数を削減するツール。複雑なプロンプトの入力は不要で、想像した画像を容易に作成することが可能という。昨年7月よりアルファ版の提供を開始。今回、正式版を提供するに至った。

●ストップ高銘柄

ピクスタ <3416>  1,419円  +300 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値

山大 <7426>  1,903円  +400 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値

アルファ <4760>  1,674円  +300 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値

デジタリフト <9244>  1,703円  +300 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

売れるネット広告社 <9235>  6,090円  +1,000 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

ペルセウス <4882>  418円  -100 円 (-19.3%) ストップ安   本日終値

AIメカテック <6227>  3,805円  -700 円 (-15.5%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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