米国株見通し:伸び悩みか、利下げ時期後退の観測で
(13時30分現在)
S&P500先物 5,101.00(+3.25)
ナスダック100先物 18,042.50(-5.00)
米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル安。長期金利は底堅く、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ
22日の主要3指数は強含み。序盤の堅調地合いを維持し、ナスダックは4日ぶりに反発、S&Pは続伸、ダウは456ドル高の39069ドルと2日連続のプラスで最高値を更新した。前日発表されたエヌビディアの好業績で強気なムードが広がるなか、主にハイテクが相場をけん引。また、この日の製造業PMIはユーロ圏とは対照的に強い内容となり、ソフトランディングを期待した消費や金融などへの幅広い買いも指数を押し上げた。
本日は伸び悩みか。景気減速懸念の後退で、強気相場は続く見通し。半面、前日の大幅高でダウが史上初めて39000ドル台に浮上し、長期金利が下げ渋れば週末に向け利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策は年内に政策金利の引き下げへ向かうものの、その時期は市場観測よりも遅れるとの見方から、買いは縮小しそうだ。今晩の住宅関連指標が低調なら、消費をはじめ全般的に買いづらいだろう。
《TY》