生産者ロング、消費者ショート!

市況
2024年2月24日 1時01分

ある資産がどの程度好調か不調かを測る1つの方法は、ある経済変数との過去との関係を比較することだが、米大手銀のストラテジストは、ISM製造業景気指数と物価上昇率との関係を調べたという。

その指標から最も割安な資産はコモディティ関連銘柄や、株価指数では韓国のコスピ、スウェーデンのOMX、ドイツのDAXだと指摘している。半面、日本株や半導体のSOXはすでにISM製造業景気指数が強いかのように取引されているという。直近のISM製造業景気指数は49.1で、それは年率1.9%のGDP成長率と一致する水準だとしている。

同ストラテジストは投資家に対し、「生産者ロング、消費者ショート」をアドバイスしているという。各国のPMIデータは受注が在庫を上回っていることを暫定的に示している一方、消費者の過剰貯蓄による追い風は消滅しつつあり、返済の延滞は増加し、雇用も減速しているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.