本日注目すべき【好決算】銘柄 ムラキ、キタック、キムラユニテ (22日大引け後 発表分)
2月22日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ムラキ <7477> [東証S] ★今期経常を91%上方修正、配当も5円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1000万円→2億1000万円に90.9%上方修正。減益率が49.3%減→3.2%減に縮小する見通しとなった。効率的な仕入れコントロールや効率営業による費用削減などが奏功し、採算が大きく改善する。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の20円→25円(前期は20円)に増額修正した。
日和産 <2055> [東証S] ★今期配当を2円増額修正
◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の6円→8円(前期は6円)に大幅増額修正した。創業100周年記念配当2円を上積みする。期末配当利回りは2.62%に上昇。権利付き最終日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
大和コン <3816> [東証S] ★上期経常を43%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
◆24年7月期上期(23年8月-24年1月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→3.4億円に42.6%上方修正。増益率が0.8%増→43.8%増に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。ソフトウェア開発関連の受注が堅調に推移し、売上高が計画を12.2%も上回ったことが利益を押し上げた。
ネクスジェン <3842> [東証G] ★今期経常を70%上方修正、配当も2円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→1億7000万円に70.0%上方修正。増益率が4.3倍→7.4倍に拡大する見通しとなった。クラウドサービス事業に関するソフトウエア資産化額の増加による売上原価の圧縮、働き方改革推進による営業活動費の効率的な利用に加え、オフィスエリアの見直しで費用支出が想定を下回ることが上振れの要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の3円→5円(前期は無配)に大幅増額修正した。
ベネフィJ <3934> [東証S] ★今期配当を11円増額修正
◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の9円→20円(前期は9円)に大幅増額修正した。株主還元強化の方針や今期の業績動向を踏まえ、株主への利益配分を増やす。
キタック <4707> [東証S] ★11-1月期(1Q)経常は3倍増益で着地
◆24年10月期第1四半期(23年11月-24年1月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の1.2億円に急拡大して着地。完成業務収入の増加と売上原価の減少によって建設コンサルタント事業の利益が大幅に改善したことが寄与。
第1四半期実績だけで、通期計画の2.2億円に対する進捗率は55.6%に達しており、業績上振れが期待される。
ピープル <7865> [東証S] ★前期経常を64%上方修正、配当を48円に増額修正
◆24年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.7億円→4.4億円に64.5%上方修正。減益率が46.8%減→12.5%減に縮小する見通しとなった。年末商戦で「ピタゴラス ボールコースター」や「ねじハピシリーズ」などの国内販売が想定以上に好調だったことが寄与。一部の経費発生が後ろ倒しになったことも上振れの要因となった。
併せて、期末一括配当を従来計画の21~25円→48円(前の期は58円)に増額修正した。
キムラユニテ <9368> [東証S] ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の42億円→46億円に9.5%上方修正。増益率が5.9%増→16.0%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。北米子会社における格納器具の受注拡大や生産性向上のほか、為替の円安進行も追い風となる。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の50円→55円(前期は42円)に増額修正した。
株探ニュース