話題株ピックアップ【夕刊】(2):キムラユニテ、ストライク、住友林
■CIJ <4826> 741円 +30 円 (+4.2%) 本日終値
CIJ<4826>が後場急上昇。午後2時ごろ、3月31日を基準日として1株を1.5株に株式分割すると発表しており、好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大と株式の流動性を高めることが目的という。同時に24年6月期の期末一括配当を従来予想の16円から11円へ修正するとした。株式分割を考慮すると実質増額となる。なお、前期実績は14円だった。
■ソフト99 <4464> 1,524円 +54 円 (+3.7%) 本日終値
ソフト99コーポレーション<4464>は3日続伸し昨年来高値を更新した。22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を12万株(発行済み株数の0.55%)、または2億円としており、取得期間は2月26日から9月30日まで。「安定的な配当の継続」「連結営業利益の25%」を目安とする中期経営計画の株主還元施策に基づき、資本効率改善を目的として実施するとしている。
■キムラユニティー <9368> 1,639円 +56 円 (+3.5%) 本日終値
キムラユニティー<9368>が6連騰で実質上場来高値を更新した。22日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を36億円から40億円(前期比22.4%増)へ、純利益を28億円から30億円(同21.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を25円から30円へ引き上げたことが好感された。売上高は600億円(同1.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、第3四半期まで業績が順調に推移したことに加えて、第3四半期以降の北米子会社における格納器具の受注拡大と生産性の向上、更に円安の追い風もあって利益を上方修正した。なお、年間配当は55円(前期42円)となる予定だ。
■ストライク <6196> 5,290円 +170 円 (+3.3%) 本日終値
ストライク<6196>が大幅反発。22日の取引終了後、フォースタートアップス<7089>に出資すると発表しており、これを好感した買いが入った。フォースタと提携することで、IPOに依存しないEXIT手段としてのM&Aや、企業成長のためのM&A機会を創出するのが狙い。今後両社は、相互紹介によるスタートアップの人材支援及びM&A支援やフォースタの情報プラットフォーム「STARTUP DB」との連携による効果的・効率的なM&A支援サービスの開発、大企業へのスタートアップM&A機会の創出などで提携するとしている。
■アイネット <9600> 2,173円 +36 円 (+1.7%) 本日終値
アイネット<9600>が続伸した。同社は前営業日の22日取引終了後、ペイロール<4489>がMBO(経営陣が参加する買収)の一環として実施するTOB(株式公開買い付け)に関し、保有するペイロール株の一部について応募すると発表した。これに伴い、24年3月期に投資有価証券売却益2億4500万円の特別利益を計上する見込みとしており、材料視されたようだ。
■住友林業 <1911> 4,285円 +67 円 (+1.6%) 本日終値
住友林業<1911>が3日続伸した。SMBC日興証券が22日、住友林の目標株価を4100円から4400円に引き上げた。米国では金利上昇の一巡を背景に、新築戸建需要が底入れしつつあり、今後も回復基調が続くと想定。米国住宅事業の成長が同社の利益成長のドライバーになるとの見方を示す。同証券は住友林の25年12月期営業利益予想を1725億1000万円から1797億9000万円に引き上げた。投資評価は「2」を継続する。
■セブン&アイ <3382> 6,419円 +73 円 (+1.2%) 本日終値
セブン&アイ・ホールディングス<3382>が続伸。22日の取引終了後、自社株869万9800株(発行済み株数の0.98%)を2月29日付で消却すると発表しており、好材料視された。
■鳥貴族ホールディングス <3193> 4,160円 +40 円 (+1.0%) 本日終値
鳥貴族ホールディングス<3193>が続伸し昨年来高値を更新。午前9時ごろ、台湾の大成長城企業のグループ会社である都城實業との間で合弁契約を締結し、台湾に合弁会社を設立すると発表したことが好感された。大成グループは養鶏から外食事業に至るまでを手掛ける台湾鶏肉業界を代表する企業であり、同社グループが有するサプライチェーンや飲食店運営の実績・知見を生かし相互に協力することで、主力ブランド「焼鳥屋 鳥貴族」の台湾展開を進めるのが狙いという。同時に、香港の四洲集團とフランチャイズ契約を締結すると発表した。四州集団は香港において食品の製造・販売や外食・給食事業を手掛け、外食事業を強化する方針であることから、香港における「焼鳥屋 鳥貴族」の着実な展開を図るためにフランチャイズ契約を締結するとしている。なお、両件による24年7月期業績への影響は軽微としている。
■双日 <2768> 3,844円 -61 円 (-1.6%) 本日終値
双日<2768>が連日の昨年来高値更新となった。22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を400万株(発行済み株数の1.81%)、または160億円としており、取得期間は2月26日から4月30日まで。上期に実施した300億円の自社株買いに続き、更なる株主還元を行うことが狙いとしている。
■enish <3667> 288円 +80 円 (+38.5%) ストップ高 本日終値
enish<3667>が続急騰。22日の取引終了後、新作ゲーム「DeLithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)」及び「ドラえもん のび太のゴーゴーライド!」を4月に配信開始予定であると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。今回配信を予定している「DeLithe Last Memories」は、累計ダウンロード数900万突破のスマートフォン向けドラマチック共闘オンラインRPG「De:Lithe~忘却の真王と盟約の天使~」をベースとした、モバイルゲームクオリティーのブロックチェーンゲーム。一方の「ドラえもん のび太のゴーゴーライド!」は、1ゲーム最大10人で遊ぶことができるマルチプレイが楽しめるアクションレースゲームで、日本の国民的なマンガ「ドラえもん」の世界観を踏まえた「乗り物」に乗って、順位を競い合うゲームとしている。
株探ニュース