J・TECが後場上げ幅を拡大、自家培養軟骨の変形性膝関節症への適応拡大に向けた治験終了届書を提出
ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>が後場上げ幅を拡大している。午前11時30分ごろ、自家培養軟骨「ジャック」の変形性膝関節症への適応拡大に向けた臨床試験の治験終了届書を医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ提出したと発表しており、進捗状況を好感した買いが入っている。
同試験は、変形性膝関節症と診断された患者を対象とし、ヒアルロン酸ナトリウム製剤による関節内注射治療を対照とした多施設共同無作為化非盲検並行群間比較試験により、自家培養軟骨の有効性及び安全性を確認することを目的としたもの。これにより、ヒアルロン酸ナトリウム製剤投与群に対して統計的に有意な臨床症状の改善が示されたことに加え、自家培養軟骨の移植によって変形性膝関節症による軟骨欠損部において、硝子軟骨様組織により修復が確認されたとしている。なお、同件による24年3月期業績への影響はないという。