MTIが堅調推移、悪天候回避へZIPAIRとJAXAとの連携を開始
エムティーアイ<9438>が堅調推移。28日、同社とZIPAIR Tokyo(千葉県成田市)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、航空機の運航における被雷リスクを軽減するため、雨雲情報の可視化などに向けた連携を開始すると発表した。これを材料視した買いが入り株価を押し上げたようだ。
MTIが提供する航空気象サービス「3DARVI」に、JAXAが開発した衛星全球降水マップ「GSMaP」を搭載。パイロットは飛行中のコックピットから最新の悪天候状況を確認できるようになる。航空機のコックピット内では電波干渉の観点から通信が制限されており、最新状況を確認できる気象サービスをネットワーク経由で利用することは困難だった。4月以降、体制が整い次第、ZIPAIRでの運用を開始する。JAXAの「GSMaP」の航空機内への搭載は今回が初めてという。