株価指数先物【昼】 3万9000円を挟んでの膠着
日経225先物は11時30分時点、前日比230円安の3万8940円(-0.58%)前後で推移。寄り付きは3万8990円と、 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(3万9045円)を下回り、節目の3万9000円を割り込んで始まった。現物の寄り付き直後には3万8890円まで売られたが、売り一巡後は押し目待ち狙いのロングが入り、中盤にかけて一時3万9170円と前日比変わらずまで戻す場面も見られた。しかし、日銀の早期正常化観測から長期金利が上昇し、円相場は円高に振れるなか、終盤にかけて再び弱含みの展開となった。
日経225先物は、売り一巡後は一時前日比変わらずまで戻すなど、3万9000円を挟んだ底堅さが見られていたが、日銀の高田創審議委員による講演会での発言を受け、日銀の早期正常化観測が高まるなか、持ち高調整に向かわせたようである。短期的なショートが入ったとみられ、ショートカバーも意識されやすいなか、後場は引き続き3万9000円を挟んでの膠着になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.65倍に低下した。一時14.57倍まで低下し、ボリンジャーバンドの+1σ水準を下回る場面も見られたが、その後はリバランスの動きが入ったようである。
株探ニュース