話題株ピックアップ【夕刊】(3):川辺、アイビー、日産証券G

注目
2024年2月29日 15時20分

■川辺 <8123>  1,361円  +300 円 (+28.3%) ストップ高   本日終値

川辺<8123>がストップ高。午前10時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を1億3500万円から1億8300万円(前期比48.8%増)へ、純利益を1億円から1億8300万円(同47.6%増)へ上方修正し、期末一括配当予想を20円から80円(前期15円)へ引き上げたことが好感された。売上高は134億9100万円から131億1300万円(同4.5%増)へ下方修正したものの、生産を担うグループ会社との連携を含めコスト対策を行ったことに加えて、数十年変化のなかったハンカチーフ商品の値上げをはじめとする価格見直しを行ったことが寄与する。

■アイビー化粧品 <4918>  511円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

アイビー化粧品<4918>がストップ高。28日の取引終了後、「NF-κB/JAKデュアル阻害剤」の発明について特許査定を受領したと発表しており、材料視されたようだ。免疫反応における中心的役割を持つ転写因子の一つであるNF-κBと、細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を持つとされるJAK(ヤヌスキナーゼ)は、皮膚疾患をはじめ、さまざまな症状に関与することが報告されているという。アイビーは、NF-κBとJAKに対する天然物由来の阻害剤について、自社製品への応用とともに、医薬品会社へのライセンス契約などを通じ、社会での利用を推進していくとしている。

■日産証券グループ <8705>  255円  +36 円 (+16.4%)  本日終値

日産証券グループ<8705>は連日で昨年来高値を更新。28日の取引終了後、従来未定としていた期末配当予想を6円50銭にすると発表。中間配当を合わせた年間配当額は7円50銭で、前期から4円増配となる見通し。あわせて配当方針の変更を明らかにし、自己株式取得を含めた連結ベースでの配当性向(総還元性向)を60%以上とする方針を新たに掲げた。

■ダイドーリミテッド <3205>  711円  +54 円 (+8.2%)  本日終値

ダイドーリミテッド<3205>が3日続伸し連日の昨年来高値更新となった。28日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、ストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)の保有割合が20.62%から21.70%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこと。なお、報告義務発生日は2月20日。

■明海グループ <9115>  825円  +56 円 (+7.3%)  本日終値

明海グループ<9115>が後場急上昇。午後1時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を641億円から650億円(前期比12.0%増)へ、営業利益を97億円から112億円(同27.8%増)へ、純利益を40億円から51億円(同20.8%減)へ上方修正したことが好感された。外航海運業部門において、為替レートが想定より円安に推移していることにより売上高が計画を上回ったことに加えて、入渠費をはじめとする船費の減少が見込まれることが要因としている。また、未定としていた期末一括配当予想を5円(前期5円)にするとあわせて発表した。

■ODKソリューションズ <3839>  641円  +38 円 (+6.3%)  本日終値

ODKソリューションズ<3839>が大幅続伸。28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を3億4000万円から4億7000万円(前期比11.9%増)へ、純利益を2億4000万円から3億4000万円(同44.1%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は62億円から60億円(同7.8%増)へやや下方修正したものの、証券業務において社内リソースの活用によりシステム開発での追加コストを削減しているほか、教育業務で外注費を削減していることが要因という。また、中途採用活動が長期化しているため人件費の発生が想定を下回ることや、株式市況の影響を受けて退職給付費用が想定を下回る見込みであることも寄与する。

■INEST <7111>  77円  +3 円 (+4.1%)  本日終値

INEST<7111>が高い。28日の取引終了後、子会社Renxaが日本郵政<6178>グループと提携し、福利厚生の一環として利用できるライフラインのサービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。今回の提携は、日本郵政グループの福利厚生の一環として、Renxaから日本郵政グループ従業員にライフラインに関わるサービス提供を行うというもの。提携により、転勤や引っ越しを伴う従業員の手続きの煩雑さの軽減に貢献するとしている。

■PR TIMES <3922>  1,967円  +51 円 (+2.7%)  本日終値

PR TIMES<3922>は反発。28日の取引終了後、同社が運営するカスタマーサポートツール「Tayori」でAIチャットボット機能β版の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「AIチャットボット機能β版」は、TayoriのFAQから出力したデータをAIチャットボットへアップロードすると、自社サイトへ設置可能なコードが生成される簡単な利用が特徴。これまで運用してきたFAQがそのままチャットボットの知識になり、チャットボットに入力されたキーワードから生成AIが類推して結果を導き出すことが可能となるとしている。

●ストップ高銘柄

ピクセラ <6731>  160円  +50 円 (+45.5%) ストップ高   本日終値

メディアリンクス <6659>  120円  +30 円 (+33.3%) ストップ高   本日終値

DNAチップ研究所 <2397>  1,321円  +300 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値

オーミケンシ <3111>  412円  +80 円 (+24.1%) ストップ高   本日終値

フォーサイド <2330>  635円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.