【市場反応】1月中古住宅販売成約指数/2月シカゴPMI、予想外に悪化、ドル続落
全米不動産協会(NAR)が発表した1月中古住宅販売成約指数は前月比-4.9%となった。伸びは予想外に昨年10月来のマイナスに落ち込み、下落率は昨年8月来で最大となった。住宅ローン金利が再び上昇したことが影響した。
事前に発表された米2月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は44と、1月46.0から上昇予想に反して低下し、昨年7月来で最低となった。3カ月連続で50割れとなった。
冴えない結果を受けて、米国債相場は続伸。10年債利回りは4.22%まで低下し、15日来の低水準となった。ドルも続落。ドル・円は149円26銭まで下落し、12日来のドル安を更新した。ユーロ・ドルは1.0822ドルから1.0856ドルまで上昇し2月27日来の高値を更新。ポンド・ドルは1.2635ドルから1.2682ドルまで上昇し、日中高値を更新した。
【経済指標】
・米・1月中古住宅販売成約指数:前月比-4.9%(予想:+1.5%、12月:+5.7%←+8.3%)
・米・2月シカゴ購買部協会景気指数:44(予想:48.0、1月:46.0)
《KY》