DyDoが3日続落、11~1月期は営業赤字幅が拡大
ダイドーグループホールディングス<2590>が3日続落している。前週末1日の取引終了後に発表した24年1月期連結決算は、売上高2133億7000万円(前の期比33.2%増)、営業利益37億3200万円(同5.3倍)、純利益44億2300万円(前の期5億700万円の赤字)となったが、11~1月期では営業赤字幅が拡大しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。
主力の国内飲料事業で子会社ダイドードリンコとアサヒ飲料との自動販売機事業に関する包括的業務提携により、23年1月にダイナミックベンディングネットワークを設立した子会社増加効果があったことに加えて、22年10月と23年5月に実施した価格改定の効果、23年11月に実施した自販機チャネルにおける価格改定の効果があったことなどが牽引した。ただ、依然として容器・包装価格やエネルギーコストの高騰による影響や、海外飲料事業での、超インフレ会計適用による会計上の調整も影響した。
なお、25年1月期業績予想は、トルコ飲料事業に関して為替及びインフレ率の見通しが不透明で合理的な影響額を算出することが困難であるとして未定としている。