サイオスは物色人気集中しS高カイ気配、AI関連の雄でトップラインの伸び続く
サイオス<3744>に物色人気が集中し、100円高はストップ高となる665円でカイ気配に張り付いている。システム構築及び自社開発ソフトやサービスの販売を展開、システム障害回避ソフトで実績が高い。Linuxに代表されるオープンシステム基盤事業を主力とするが、半導体不足解消に伴うハードウェアの需給緩和によって、オンプレミス向けの製品・サービスが回復基調にあるほか、自社開発製品で主力を担う「LifeKeeper」がクラウド向けで旺盛な需要を取り込んでいる。業界に先駆する形で人工知能(AI)分野も深耕している。今年に入って米マイクロソフト<MSFT>の生成AIサービス「Azure OpenAI Service」導入に際しての技術コンサルティングも開始した。トップラインの伸びが目立ち、23年12月期売上高は前の期比10%増の158億8900万円を達成、24年12月期は前期比5%増の166億円と過去最高更新が続く見通し。また、今期配当は前期比5円増配の10円を計画するなど株主還元に余念がない。