東京株式(前引け)=続伸で4万円台乗せ、半導体やAI関連株人気際立つ
4日前引けの日経平均株価は前営業日比316円01銭高の4万226円83銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億342万株、売買代金概算は3兆430億円。値上がり銘柄数は506、対して値下がり銘柄数は1120、変わらずは31銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均がフシ目の4万円大台に乗せ、史上最高値圏を走る展開となっている。前週末の欧州株市場が文字通りの全面高に買われたほか、米国株市場でもハイテク株中心に強気優勢の地合いとなり、エヌビディア<NVDA>をはじめAI・半導体関連株に人気化する銘柄が相次いだ。東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好で同関連株に物色の矛先が向いている。前週末に日経平均は740円あまりの急騰を見せていたことで、目先高値警戒感からの利食いも観測されるが、それらを完全にのみ込む形で買いの勢いの強さが目立っている。ただ、個別銘柄ベースでは値下がり銘柄が1100を超え、値上がり銘柄数の2倍以上となるなど偏りがみられる。
個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大きく上値を伸ばしたほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>などへの買いも目立つ。野村マイクロ・サイエンス<6254>も値を飛ばした。ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>も高い。クロスキャット<2307>がストップ高を演じ、さくらインターネット<3778>も商いを伴い急騰、ニーズウェル<3992>も大幅高。半面、川崎汽船<9107>が大きく利食われ、トヨタ自動車<7203>、ソニーグループ<6758>も冴えない。任天堂<7974>も売りに押された。KeePer技研<6036>が急落、伊藤園<2593>の下げも目を引く。