話題株ピックアップ【夕刊】(1):クロスキャト、大林組、JALCO

注目
2024年3月5日 15時13分

■クロスキャット <2307>  1,922円  +400 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

クロスキャット<2307>の騰勢加速。前日に続くストップ高となり2営業日合計で57%あまりの急騰劇となった。東京市場では足もと人工知能(AI)関連株への投資マネー流入が堰を切ったように加速している。そのなか、同社はAI分野に経営資源を投下し積極展開を図っており、業績もトップライン、利益とも急成長局面にあることで見直し買いの対象となっている。6割近く株価水準を切り上げながら、時価予想PERは依然として25倍台で割高感に乏しいことも株高を後押ししているもようだ。

■大林組 <1802>  1,757円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

大林組<1802>が急反騰し昨年来高値を更新。4日の取引終了後、24年3月期の期末配当予想を21円から51円へ増額修正したことが好感された。配当方針を従来の「自己資本配当率(DOE)3%程度」から、「自己資本配当率(DOE)5%程度」に変更したことが要因。なお、年間配当は72円(前期42円)となる。

■JALCO <6625>  417円  +46 円 (+12.4%)  本日終値

JALCOホールディングス<6625>は大幅高で昨年来高値を更新。4日の取引終了後、24年3月期の配当予想を6円から18円(前期6円)に大幅増額修正すると発表。これを好感した買いが入った。

■ディスコ <6146>  53,450円  +1,930 円 (+3.8%)  本日終値

4日の取引終了後、日経平均株価の定期入れ替えが発表され、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、ZOZO<3092>が新規採用となった。これを受け、3銘柄とも堅調な値動きとなりZOZOは6%強の上昇となった。宝ホールディングス<2531>と住友大阪セメント<5232>、大平洋金属<5541>が除外されたが、これら除外銘柄は高安まちまち。4月1日に入れ替えが実施され、リバランスに伴う売買は3月29日引けに発生すると見られている。

■ウシオ電機 <6925>  2,077.5円  +69.5 円 (+3.5%)  本日終値

ウシオ電機<6925>が3日続伸。4日の取引終了後、自社株1600万株(発行済み株数の12.95%)を3月25日付で消却すると発表したことが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は1億750万株となる。

■NECネッツエスアイ <1973>  2,606円  +87 円 (+3.5%)  本日終値

NECネッツエスアイ<1973>が3日続伸し新値追い。同社はきょう、サービスロボットを群管理するための標準規格案を策定したことを明らかにしており、これが新たな買い手掛かりとなったようだ。同社はこのほど、複数のサービスロボットが同時に進入することが困難な建物設備の使用状況や、すれ違いが困難な通路の通行状況などをリソース管理サーバーに集約し、制御システムとの接続に必要な仕様の標準規格案を策定。これにより、異なる制御システム間の連携が容易になり、複数種・複数台のロボット群管理をスムーズに実現できるとしている。

■住友重機械工業 <6302>  4,548円  +67 円 (+1.5%)  本日終値

住友重機械工業<6302>が反発。午前10時ごろ、洋上風力発電事業の強化を目的に、新たな部門として「洋上風力事業推進プロジェクト」を設立したと発表しており、好材料視された。「洋上風力事業推進プロジェクト」は、基礎構造物製造の事業化に関わる営業、設計及び製造に関連する活動を統括し、また洋上風力関連船舶、各種作業船に関わる営業窓口機能も担当する。同社グループの洋上風力発電領域では、主に住友重機械プロセス機器と住友重機械マリンエンジニアリングが、着床式/浮体式いずれの基礎構造物製造にも転用可能な技術を多く保有していることから、「洋上風力事業推進プロジェクト」を新設することで、これらの技術を事業化に向けて統括するという。

■高千穂交易 <2676>  3,840円  +50 円 (+1.3%)  本日終値

高千穂交易<2676>が3日ぶりに反発。午後1時ごろ、冷凍タイプのAI自動販売機「PickShop(ピックショップ)」の販売を開始すると発表しており、好材料視された。「PickShop」は、利用者が手に取った商品をAIで識別し、キャッシュレスで決済する自動販売機。近年、タイムパフォーマンス(タイパ)を意識する消費者が増加し、短時間で簡単に調理可能で、かつ食品技術の向上で美味しさが進化している冷凍食品の需要が高まっており、冷凍自動販売機が各地で増加していることから、今回、冷凍タイプの「PickShop」を販売する。なお、同社では商業施設のイートインスペースやビジネスホテルの自販機コーナー、オフィスでの社食販売などの利用を想定し、24年度に4000万円、25年度に1億円の売り上げを目指している。

■NTTデータグループ <9613>  2,495円  +23 円 (+0.9%)  本日終値

NTTデータグループ<9613>が3日続伸。この日の午前中、子会社NTTデータがシャープ<6753>とキャッシュレス決済分野で協業を開始すると発表しており、好材料視された。シャープの通信技術及び端末の遠隔管理技術と、NTTデータが運営するキャッシュレス決済総合プラットフォーム「CAFIS」で培った豊富な決済サービス運用実績を融合させ、決済端末及び遠隔管理システムを共同開発するのが狙い。第1弾として、クラウド型決済サービス「CAFIS Arch」対応の決済端末と遠隔管理システムを共同で開発し、24年秋以降に提供開始するとしている。

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