2月のISM非製造業景気指数は予想をやや下回る
*ISM非製造業景気指数(2月)00:00
結果 52.6
予想 53.0 前回 53.4
事業活動 57.2(55.8)
新規受注 56.1(55.0)
雇用 48.0(50.5)
入荷水準 48.9(52.4)
仕入価格 58.6(64.0)
輸出 51.6(56.1)
輸入 54.3(59.9)
()は前回
日本時間0時に発表になった2月のISM非製造業景気指数は52.6と前回から低下し、予想も下回った。新規受注は前回から上昇したものの、雇用指数が基準の50を下回った。仕入価格も大幅に低下しており、インフレの落ち着きを期待させる中身となっている。
発表責任者のニーブス委員長は声明で「回答者の大半は景況感についてほぼ肯定的だが、インフレ、雇用、地政学的対立を懸念している」と述べた。建設、小売、行政を筆頭に14のサービス業が成長を報告している。納期が改善し、受注残の処理も進んでいることから、需給バランスは改善傾向にある。さらに、在庫に関する指標は2022年末以降で最も縮小した。
この発表を受けて為替市場ではドル売りの反応を示しており、ドル円は149円台に下落。一方、米株式市場は買い戻しの反応が見られ、ダウ平均も下げ渋る動きが見られた。米国債利回りは下げ幅拡大。
NY株式5日(NY時間10:17)(日本時間00:17)
ダウ平均 38830.19(-159.64 -0.41%)
ナスダック 15985.35(-222.16 -1.37%)
CME日経平均先物 40100(大証終比:-30 -0.07%)
米国債利回り
2年債 4.541(-0.060)
10年債 4.127(-0.086)
30年債 4.270(-0.083)
期待インフレ率 2.317(-0.028)
※期待インフレ率は10年債で算出
USD/JPY 149.92
EUR/USD 1.0874
GBP/USD 1.2728
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美