ダウ先物、ナスダック100とも続伸 明日の米雇用統計待ちの雰囲気も=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:44)(日本時間22:44)
ダウ先物 38813(+107.00 +0.28%)
S&P500 5135.75(+24.00 +0.47%)
ナスダック100先物 18158.00(+113.75 +0.63%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも続伸している。前日のパウエルFRB議長の下院での議会証言を経ても、市場にはネガティブな雰囲気が広がっておらず、好意的に受け止めているようだ。
議長は政策金利が引き締めサイクルのピークにあることを示したが、利下げを開始する準備まではまだできていないことを強調した。本日も上院での証言が予定されており、引き続き発言が注目される。
一部からは「市場は、パウエル議長が年内の利下げに前向きであるという現実を受け止めた。問題は、いつ、どれくらいの頻度で、何回利下げを行うかだ」といった声も聞かれる。
全体的には明日の米雇用統計の結果を待ちたい雰囲気も強い。前日はADP雇用統計や米求人件数が発表になっていたが、伴に雇用の落ち着きを示していた。前回は驚きの強さとなっていた米雇用統計だが、今回は落ち着きを示すか注目される。
なお、前日に乱高下したNYCB<NYCB>は時間外で落ち着いた値動きをしている。
女性用アパレルのビクトリアズ・シークレット<VSCO>が決算を受け時間外で大幅安。通期の営業利益の見通しが予想を大きく下回り、失望感が広がっている模様。
ホームセキュリティのADT<ADT>が時間外で大幅安。大株主のアポロ・グローバルの関連会社が、株式売却で最大3億7100万ドルの資金調達を目指していると伝わった。
掘削ツールの製造を手掛けるスペリオル・ドリリング・プロダクツ<SDPI>が時間外で大幅高。同業のドリリング・ツールズ<DTI>が同社を買収することで合意した。
ス―パーマーケットのクローガー<KR>が決算を受け時間外で上昇。2025年度通期の1株利益の見通しが予想を上回った。2024年も暦年で増収の見通しを示した。四半期配当は維持されたが、いずれ増配の意向を示している。
(NY時間08:54)(日本時間22:54)時間外
NYCB<NYCB> 3.49(+0.03 +0.87%)
ビクトリアズ・シークレット<VSCO> 18.10(-7.52 -29.35%)
ADT<ADT> 6.91(-0.56 -7.50%)
クローガー<KR> 52.61(+2.12 +4.20%)
スペリオル・ドリリング<SDPI> 0.90(+0.20 +27.70%)
ドリリング・ツールズ<DTI> 2.85(-0.21 -6.86%)
アップル<AAPL> 169.80(+0.68 +0.40%)
マイクロソフト<MSFT> 405.77(+3.68 +0.92%)
アマゾン<AMZN> 174.37(+0.86 +0.50%)
アルファベット<GOOG> 133.58(+1.02 +0.77%)
テスラ<TSLA> 174.33(-2.21 -1.25%)
メタ<META> 500.44(+4.35 +0.88%)
エヌビディア<NVDA> 902.99(+15.99 +1.80%)
AMD<AMD> 212.58(+1.95 +0.93%)
イーライリリー<NVDA> 774.99(-4.78 -0.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美