第４四半期の米家計の純資産、４．８３９兆ドル増加

ＦＲＢによると、第４四半期の米家計の純資産は４．８３９兆ドル増加し、１５６兆２０００億ドルとなった。株式市場の高騰と住宅価値上昇の恩恵を受け、過去最高を記録した。直接・間接的に保有する株式の価値は前年から約７．８兆ドル上昇し、不動産の価値は約２兆ドル上昇した。

ＦＲＢの金融引き締めにもかかわらず景気拡大が維持されるとの見通しの中、米株式市場は第４四半期に上昇し、年間では２４％以上の上昇となった。また、借入コストの上昇は住宅用不動産市場に打撃を与えたが、その一方で住宅物件の掲載を抑制し、住宅価格を上昇させ続けた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美