NY外為:ユーロ売りに転じる、ECBの夏前の利下げの可能性も強まる

通貨
2024年3月9日 0時30分

NY外為市場でユーロは売りに転じた。欧州中央銀行(ECB)の夏前の利下げ開始の可能性も強まりつつある。仏中銀のビルロワドガロー総裁は、ECBが4月、または6月に利下げする可能性が強いと言及。さらに、タカ派で知られるドイツ連銀のナーゲル総裁も、ECBがおそらく夏前に利下げ開始する可能性が強いとの見解を示した。

ECBは7日に開催した定例理事会で予想通り政策金利を4会合連続で据え置いた。同時に成長やインフレの見通しを下方修正。また、ラガルド総裁は会見で、インフレ目標達成に一段と確信もさらなるデータが必要、「インフレを巡り、完全に確信していない」と、利下げに慎重姿勢を見せると同時に、6月の利下げの可能性も示唆した。

ユーロ・ドルは1.0981ドルへ上昇し1月12日来の高値を更新後、1.0948ドルへ反落。ユーロ・円は161円11銭の安値圏でもみ合いが続いた。ユーロ・ポンドは0.8521ポンドから0.8505ポンドまで下落し、ほぼ1か月ぶり安値を更新。

《KY》

提供:フィスコ

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