伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (3月11日記)
前週末の夜間取引での225先物が大きく下げている経緯から、本日の日経平均株価は、寄り付き値が7日の安値3万9518円を割れて、上値、下値を切り下げる弱気パターンを形成する公算です。
7日の高値4万0472円が戻り高値となって、すでに下降の流れへ入っていると考えられるため、目先は、一本調子の下げの流れを作り、一気に2月21日の安値3万8095円を目指す展開になる公算です。
目先、4万0472円以上へ上げる可能性があるなら、本日は、寄り付き値で示す弱さを払拭するための上げ場面になると考えられます。
寄り付き後の早い時間帯から上昇を開始して、8日の終値3万9688円以上へ上げて引ける動きになるなら、目先の価格が再度上値を試す流れになる可能性を残します。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。2月10日発売!最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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