エイチームが大幅高で4連騰、11~1月経常黒字確保・特別配当4円実施方針を好感
エイチーム<3662>が大幅高で4連騰。前週末8日の取引終了後、24年7月期第2四半期累計(23年8月~24年1月)の連結決算とともに、配当予想の修正を発表した。1月中間期の売上高は前年同期比17.7%減の119億1500万円となったほか、経常損益は1億3300万円の赤字(前年同期は2億1900万円の黒字)だった。ただ直近3カ月となる11~1月期では経常黒字を確保したほか、今期の年間配当予想について、従来の見通しの16円に特別配当4円を加えて20円(前期比4円増配)に見直しており、業況の底入れ期待と株主還元姿勢評価の買いが入ったようだ。
連結子会社が手掛けてきた女性向けアプリに関する事業をメドレー<4480>に譲渡し、これにより得た資金の一部を原資として特別配当を実施する。11~1月期はEC事業の「cyma」の譲渡で売上高は減収となったが、同事業の損失は大幅に縮小した。