多摩川ＨＤが大幅安、２４年３月期業績予想を営業赤字に下方修正
多摩川ホールディングス<6838>が大幅安となっている。前週末８日の取引終了後、２４年３月期の連結業績予想について、売上高を６０億３５００万円から４０億２３００万円（前期比２２．１％増）へ、営業損益を６６００万円の黒字から１億９６００万円の赤字（前期４億３７００万円の赤字）へ、最終損益を４００万円の黒字から４億７６００万円の赤字（同４億８２００万円の赤字）へ下方修正したことが嫌気されている。
再生可能エネルギー事業で小形風力発電所に対する購入の引き合いが高まってきたため売却を検討していたが、経済産業省の認定手続きの厳格化がなされ、当初予定していた連系が遅延したことにより売電開始時期が遅れたため発電所販売の数を期初計画から減少したことが要因としている。また、投資有価証券の評価損の計上や繰延税金資産の取り崩しを行うことも響くとしている。
