本日注目すべき【好決算】銘柄 FFJ、GAテクノ、GENDA (11日大引け後 発表分)
3月11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
FFJ <7092> [東証P] ★今期経常を一転3%増益・最高益に上方修正、配当も15円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→35億円に16.7%上方修正。従来の11.8%減益予想から一転して2.9%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。全国規模のプロモーションなどが奏功し、エニタイムフィットネスの会員数が増加したことが寄与。店舗運営の効率化や全社的なコストコントロールの推進も上振れに貢献する。
併せて、年間配当を従来計画の25円→40円(前期は25円)に大幅増額修正した。配当方針を変更。26年3月期まで配当性向40%を目安とし、DOE4.5%を下限に設定する。
若築建 <1888> [東証P] ★今期経常を一転5%増益・最高益に上方修正、配当も20円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→69億円に25.5%上方修正。従来の16.0%減益予想から一転して5.4%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。複数案件での設定変更に伴う請負金額の増加に加え、円安による為替差益の発生なども利益を押し上げる。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の100円→120円(前期は100円)に増額修正した。
GAテクノ <3491> [東証G] ★11-1月期(1Q)最終は黒字浮上で着地
◆24年10月期第1四半期(23年11月-24年1月)の連結最終損益は0.8億円の黒字(前年同期は5億円の赤字)に浮上して着地。主力の不動産投資プラットフォーム「RENOSY」の会員が増加したうえ、M&A効果などでサブスクリプション契約件数も大きく伸びたことが寄与。バーティカルSaaSのネットワーク効果やHousmartとの経営統合などでITANDI事業の収益が拡大したことも黒字転換に貢献した。
カーブスHD <7085> [東証P] ★上期経常を34%上方修正、通期も増額
◆24年8月期上期(23年9月-24年2月)の連結経常利益を従来予想の20.5億円→27.5億円に33.8%上方修正。フィットネス施設の会員数や物販における新商品の販売が順調に推移し、売上高が計画を上回ったことが寄与。原価と販管費を抑制したことも上振れに貢献した。
併せて、通期の連結経常利益も従来予想の46.5億円→49.5億円(予想レンジ中値)に6.5%上方修正。増益率が21.1%増→28.9%増に拡大する見通しとなった。
ヤマエGHD <7130> [東証P] ★今期配当を10円増額修正
◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の50円→60円(前期は50円)に増額修正した。堅調な業績動向や財務状況を踏まえ、株主への利益配分を増やす。
GENDA <9166> [東証G] ★今期経常は27%増で4期連続最高益更新へ
◆24年1月期の連結経常利益は前の期比30.0%増の52.1億円に拡大して着地。続く25年1月期も前期比26.5%増の66億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はアミューズメント施設運営のプレビやカラオケボックスを展開するシン・コーポレーションの買収効果などを通じて、売上高1000億円と前期比79.5%の大幅増収を見込む。
シルバライフ <9262> [東証S] ★上期経常が15%増益で着地
◆24年7月期上期(23年8月-24年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比14.8%増の5.8億円に伸びて着地。主力とする高齢者向け配食サービスのFC加盟店は店舗数が減少したものの、値上げや既存店舗の売上増加で増収を確保したほか、直販・その他部門で冷凍弁当のOEMや倉庫業が好調だったことが寄与。また、内製化による生産効率の向上なども増益につながった。
イチネンHD <9619> [東証P] ★今期配当を5円増額修正
◆24年3月期の年間配当を従来計画の55円→60円(前期は50円)に増額修正した。今期の業績動向や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
株探ニュース